ときのそら×AZKi、天音かなた×常闇トワ、さくらみこ×星街すいせい……千差万別な魅力を発揮するホロライブユニット楽曲の強さ
ホロライブのユニットの特徴として、ホワイトライオンと羊の“ししわた(獅白ぼたん×角巻わため)”、海で統一された“UMISEA(湊あくあ×宝鐘マリン×一伊那尓栖×がうる・ぐら)”、ヴァンパイアと魔界の保険医で結成した“メルキス(夜空メル×癒月ちょこ)”など、属性や世界観に繋がりを持たせたものが多く存在する。
その中でも注目なのが、百鬼あやめ×白上フブキ×大神ミオの3人によるユニット“いろはにほへっと あやふぶみ”だ。白上フブキと大神ミオは、ケモ耳ユニット“フブミオ”として昨年末に「わくわくエブリデイ」をリリースした経緯があり、そこに鬼である百鬼あやめが加わったことでさらにパワーアップした形。今年元日に1stシングル「おにけもだんす」でデビューし、和の世界観とお祭りのようなにぎやかさが融合したアイドルポップが話題となり、MV再生数は現在170万回を超える。さらに、4月に2ndシングルとなる「鬼灯日和」をリリースした。同曲は、『干物妹!うまるちゃん』『冴えない彼女の育て方』などアニメテーマソングを手がける、おぐらあすかが作詞・作曲。和の世界観はそのままに、思わず口ずさみたくなるキャッチーさを持った名曲が誕生した。
数多くのユニットに参加するタレントも多く、中でも引っ張りだこなのがさくらみこ。兎田ぺこらと“ぺこみこ”として歌った「ぺこみこ大戦争!!」はMV再生数が現在860万回再生を超える人気で、今年1月には戌神ころねとユニット“みっころね”を結成し、オリジナルソング「しょうたいむ!!」を配信した。そんなさくらみこは、星街すいせいとのユニット“miComet”も有名。同じく今年1月にDECO*27「アニマル」のカバー動画を発表し、半年足らずで490万回の再生数を記録。星街の凜とした力強い歌声と、いたずらっぽい可愛さを持ったさくらの歌声に、文字通り〈ずっきゅん〉されたファンも多かっただろう。
ちなみにさくらみこは、先日プロレスゲームの実況配信で同時接続8万人という偉業を達成した。そのプロレスゲームでバトルロイヤルを制したのが星街すいせいで、歌だけでなくプロレス(あくまでもゲーム内での話)でもホロライブ最強の座を勝ち取った。今最も客が呼べる最強の配信者=さくらみこ、今最も歌えるVTuber=星街すいせいのユニット“miComet”は、今最もオリジナル曲デビューが期待されるユニットだろう。
また星街は、ムーナ・ホシノヴァとLiSA×Uruの「再会」のカバーで、吐息混じりの星街の声と低音を美しく響かせるムーナの声で、相性抜群のハーモニーを聴かせた。MV再生回数は300万回に迫る勢いで、ユニットとしての活動にも期待が高まっている。
今後、どんなコラボ配信からどんなユニットが派生するのか。ホロライブの各配信から、また目が離せなくなる。