なにわ男子 大西流星、“あざと可愛い”を封印した演技への挑戦も 天性のアイドルが見せるさまざまな表情

 7月からスタートするドラマ『彼女、お借りします』(テレビ朝日系)で主演を務めることが発表された、なにわ男子の大西流星。バラエティ番組での活躍に加え、俳優としてもキャリアを築き始めた大西の魅力について考察したい。

なにわ男子
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 “大西プロ”。いついかなる時も完璧なアイドルである大西を、ファンは尊敬と親しみを込めてそう呼んでいる。大西は2012年にわずか10歳でジャニーズ事務所に入所するやいなや、その大きな瞳とダンススキルで瞬く間に注目を集めた。入所間もなくの頃、関西ジャニーズJr.のコンサートで後方列にいたにも関わらず、終始満面の笑みをたたえ、ひたむきに踊っていた姿が強く印象に残っている。当時同じ関西ジャニーズJr.だった藤井流星(ジャニーズWEST)と同じ名前であったことと、独特の愛らしい雰囲気から、ファンから“ちびりゅ”と呼ばれ人気者となっていった。ジャニーズWESTのデビュー以降は、一部のファンから“焼け野原”と揶揄されることもあった関西ジャニーズJr.。しかし、メンバーの西畑大吾や藤原丈一郎、向井康二(Snow Man)らとともに、あきらめることなく切磋琢磨し、関西ジャニーズJr.一丸となって盛り上げた結果、遂にデビューを掴み取った。

求められていることを瞬時に理解する能力

 大西といえば“あざと可愛い”と評されることが多いが、大西は自分のことを誰よりも冷静に分析し熟知している。加えてファンが何を求めているのか、どのように振る舞えば喜ばれるか、常にアンテナを張って敏感に察知する能力にも長けている。また、求められていることを瞬時に判断し、徹底的にやりきる度胸の良さも併せ持っている。バラエティ番組やYouTubeでも、時には可愛く、時には毒っ気を見せるなど、その場に相応しいトークを展開している。

 大西はなにわ男子のグッズを担当していることでも知られているが、ファン目線に立つことを徹底している。グッズ制作からも、どうすればファンに喜んでもらえるか試行錯誤し、細部までこだわっているのがわかる。

 パフォーマンスについては、幼少の頃からロックダンスに熱中していたというキレのあるダンススキルに加え、甘く爽やかなボーカルはなにわ男子のロイヤル感を担っている。ライブや歌番組で見せる、キラキラ笑顔とカメラ目線のアピールも完璧である。さらに、ライブではクールな表情でのパフォーマンスも見せ、そのギャップから沼にはまってしまったという人も多い。“可愛い”の対極にあるクールな大西の姿は、ぜひライブディスクで確かめてほしい。

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