Spotify、音楽ストリーミング経済に関する2021年データ公開 70億ドル還元、過去最高の年間支払い額に
オーディオストリーミングサービス・Spotifyは、アーティストや業界関係者向けにロイヤリティの仕組みをはじめとする各種情報リソースを共有するサイト「Loud&Clear」にて、音楽ストリーミング経済に関する2021年のデータを公開した。
Spotifyは2021年、70億ドルを音楽業界に還元。これは単一の流通プラットフォームからの年間支払い額としては過去最高となる。2021年の音楽ストリーミングのみの収益は、2009年から2016年までの各年の音楽業界全体の収益を上回る結果となった。
2021年に初めて1,000組以上のアーティストがSpotifyで100万ドル以上の収益を上げたという。さらに、5万組以上のアーティストがSpotifyのみで1万ドルの収益を上げ、すべての録音音楽(recorded muisc)からの収益は4万ドル以上となったと予想。大手レコード会社の2021年の利益は40億ドル超で、ストリーミングが牽引役となった。
2年連続でSpotifyは出版権保持者に10億ドル以上を還元。CD全盛期以上に現在はトップアーティスト以外にもより活躍の機会が広がっているという。
1万ドル以上の収益を生み出したアーティストの28%以上が、Spotifyに自身で楽曲を配信している。アーティストがストリーミングによってより早くゼロからのキャリアを確立できるようになった。Spotifyで1万ドル以上の収益をあげたアーティストの43%は、音楽市場の上位10カ国以外の国と地域のアーティストだった。
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