『iCON Z』密着第19話、男性部門 ボーカル・ラップ・ダンスの基礎レッスン 厳しさの中で鍛えられるフィジカルとチームワーク
その一方で、このレッスンで苦戦を強いられるメンバーもいた。歌唱力の高さが評価されてここまで進んできたダンス初心者の沓野広翔と石川晃多、そしてボーカルとラップで高評価を得ているものの、ダンス経験ほぼゼロというギレルメだ。彼らは周りの動きについていけず、レッスン中に固まってしまう。圧倒的にスキルが足りない彼らの様子にコーチも気づいているが、「普通のダンスクラスならできない子優先でいいけど、今はオーディションだからそういう状況じゃない。やったことないでは済まされない。やったことない人が、やっていた人よりもできるようになってやっと夢を掴める」と、相変わらず厳しい言葉を突きつける。甘えは許されない、自分の力で切り拓くしかないという状況に気づいたギレルメと沓野は、同じCROONERZのメンバーである遠藤に自分から声をかけ、振り付けを教えてもらうことに。当然、遠藤にも余裕はないが、同じグループメンバーとしてフォローするため丁寧に教えていく。今回のオーディションで、初めてチームワークが生まれた瞬間だ。そんな彼らをスタジオで見ていたSHOKICHIは、「聞くのも偉いですね」と感心した様子を見せた。
レッスンのラストはEXILE HIRO、EXILE AKIRAが見守る中で、グループごとのダンス発表へ。トップバッターはLIL LEAGUE。メンバー全員がダンス経験者のグループということもあり、一人ひとりがしっかり振り付けを踊り、エネルギッシュなパフォーマンスを見せた。続くKIDMATICもダンスに自信を持つメンバーが多いため、LIL LEAGUEに負けない完成度の高いパフォーマンスを披露し、他のグループにプレッシャーをかけた。ここで、沓野、石川、ギレルメ、遠藤が所属するCROONERZの発表がスタート。夫松と遠藤はハイレベルなダンスを見せるが、残りの4人はやはり動きが小さく、振り付けも自信がないように見えてしまう。グループ内での実力差が目立つ結果となった。最後はZ FACTION。重複メンバーであるギレルメは2度目のダンスパフォーマンスとなるが、こちらのグループは総合力の高いメンバーが揃っているため、ギレルメだけがダンスについていけず、どうしても浮いてしまう結果に。
発表が終わった後、AKIRAがギレルメにそっと声をかけ、「スーパースローで振りを一個一個丁寧にやって、そのあとに5回くらい全力で踊ってみたらどうか。ゆっくりならダイナミックにできるはずだ」と直々にアドバイスする場面も。自分が遅れをとっていることを痛感しているギレルメは、かなり辛い表情を浮かべてはいるものの、「足を引っ張らないように、基礎からどんどんやっていき、今のうちに良いものを癖づけようと思いました」と前向きな思いを語った。
厳しいオーディションにトライする中で、少しずつチームワークも生まれてきた男性部門。SHOKICHIによる、各グループのカラーに合わせたオリジナル課題曲の制作も進んでいるようだ。次週の放送は、3月20日21時よりスタート。ついにオリジナル楽曲がお披露目となる。