日向坂46 小坂菜緒、9カ月間の休養期間を支えたメンバーやスタッフのアクション “帰りたくなる場所”を守るグループの在り方
『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の「6枚目シングルヒットキャンペーン!」にてメンバー全員で巨大イラストを描きあげた際も、加藤史帆が「こさかなは絶対に帰ってくるので待つのみって感じ。『誰もあなたのこと忘れてないよ』って届いていればいいなって」とトリケラトプスを描くなど、6thシングルも小坂は一緒だというメンバーとスタッフの思いが伝わるシーンが数多く見られた。
また宮田愛萌は、MV撮影の際には何度も小坂に動画を送っていたことや、休養中の小坂に水着画像を送ったことなどをファンに報告していた。それは、小坂と頻繁に情報を共有することで彼女がグループの流れに取り残されないようにという心遣いを感じるととともに、プライベートの出来事をブログやメッセージアプリでファンに報告することで、待っている人の不安な気持ちを救っていたようにも思えた。
また、小坂の復帰をライブ当日のサプライズにするのではなく、事前に報告されたこともファンの間で絶賛された。1人のメンバーとして、念願のドーム公演をメンバー22人で挑むという姿勢を大事にしたことは、小坂とファンへの誠実さを感じる。
アイドルが長期休養を取る場合、ファンが離れてしまう恐怖やグループから取り残される不安などを感じるケースは少なくない。日向坂46はこれまでも休養するメンバーが数名いたが、復帰した時はよりグループ愛が強くなり、パワーアップして帰ってくる印象がある。今回の小坂復帰までのメンバーやスタッフの一連のアクションを見ると、グループが“帰りたくなる場所”となる理由がよくわかる。
また、影山優佳や松田好花、濱岸ひよりなどが、休業経験者として支えになるとブログで言及してことも心強い。特に復帰の時に緊張で涙を流していた濱岸が「私も休業を経験したので少しでも支えになれると嬉しいです!」と綴っていたが(※2)、彼女も今では『冬の大ユニット祭り”X'masスペシャル”』でソロ歌唱するまでに頼もしくなった。「青春の馬」では、濱岸の復帰を祝うかのように、小坂が濱岸の手を引き2人で踊る振り付けがあるが、今度は逆に濱岸にリードされて踊るシーンが見られる日があるかもしれない。
この9カ月で確実に成長を遂げた日向坂46に、様々な思いを胸に復帰する小坂が合流することでグループがどれほどパワーアップするのだろうか。グループやファンに歴史的瞬間を刻むであろう東京ドーム公演は、もうすぐ目の前だ。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2219486/
※2:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/42982