@onefive、輝きに満ちた初の有観客ライブ セルフプロデュースも取り入れ磨き上げられたパフォーマンス

 続く「Just for you」では、ピアノの旋律に合わせた艶やかなダンスが、より楽曲の世界観を引き立てた。

 「『Just for you』は音色を変えただけでなく、私たちの考えた振り付けと演出も加えたスペシャルver.で歌わせていただきました。いかがでしたか?」とMOMOが尋ねると、観客は大きな拍手で応えた。「ありがとうございます! 2曲続けて私たちの歌を楽しんでいただきました。歌ときたら……次はダンスじゃないですか? ここからは私たちのダンスをたくさん楽しんでいただけるスペシャルステージを含めた曲たちを披露していきます」と言って、今度はダンスナンバーのセクションに移った。KANOが「私たちのセルフプロデュースの原点となった曲」と話して、まずは「Underground」へ。畳み掛けるようなビートの応酬に合わせて繰り広げられるダンスは、とにかくスキルフルで目を奪われる。そのあとの「雫」も良かったが、驚いたのは辻村有記の「Let Me Go」を流し、1曲通して踊りだけのパフォーマンスをおこなったことだ。しかもソロのダンスパートがあり、4人とも見事に各々の個性を発揮していた。

 何より驚いたのは、その振り付けをすべてKANOが考えたということ。「私が1曲丸々プロデュースするということで、どんな振り付けにしようか、どんな照明や構成にしようかと夜中まですごく考えました。ソロに関しては“こういう振りをTikTokでよくやってるよな”とか“こんなの好きだよな”とか3人のことを考える時間がとても楽しかった」と嬉しそうに話した。彼女たちはダンスや歌のレベルが高いだけでなく、自ら振り付けやステージの構成を含めたセルフプロデュースもできる。もはや走攻守揃ったオールラウンドプレイヤーみたいだ。

 8曲を歌い上げたところで、「今度は一緒に踊りましょう!」とメンバーが観客に振り付けをレクチャーして「Lalala Lucky」を再度パフォーマンスすると、会場全体のグルーヴが生まれた。「こうやって、同じ空間で同じダンスを踊って楽しむというのは、有観客ライブでしかできないことなので……また踊りましょうね!」とMOMOが念願だったステージへの喜びを打ち明ける。

 気づけばライブは終盤に。最終曲はツアーのタイトルにもなっている「1518」。ミラーボールが回る中、満面の笑みで、一音一音を噛み締めるように歌う4人。最後のパフォーマンスが終わり、有終の美を飾ったメンバーに盛大な拍手を送る観客。その光景を見ながらハァハァと息をして、込み上げてきた笑顔を隠せないでいるMOMO、KANO、GUMI。SOYOが胸に手を当てて静かにウンウンと頷いたとき、目から光るものが見えた。彼女たちのステージは輝いていた。それは僕らの想像をゆうに超えるものだったのだ。

■「@onefive 1st LIVE -1518-」アーカイブ配信
チケット受付期間:〜3月13日(日)21:59
視聴可能期間:〜3月13日(日)23:59 まで
チケット受付 URL:https://liveship.tokyo/onefive1stLIVE1518_Shibuya/

■関連リンク
YouTube:http://youtube.com/c/onefive
Instagram:https://www.instagram.com/official.onefive/
Twitter:https://twitter.com/onefive_music

関連記事