プロダンスリーグ『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.7 百花繚乱のアイデアで生まれた転換点、今季の新たなハイライトに
日本発のダンスプロリーグ『第一生命 D.LEAGUE 21-22』ROUND.7が2月13日に行われ、新メンバーとしてRAARAを迎えたSEGA SAMMY LUXが92点(ジャッジ73+オーディエンス19)で優勝した。
第2シーズンとなる今大会の参加チームは、昨年に引き続きavex ROYALBRATS、KADOKAWA DREAMS、KOSÉ 8ROCKS、CyberAgent Legit、SEGA SAMMY LUX、SEPTENI RAPTURES、FULLCAST RAISERZ、Benefit one MONOLIZ、USEN-NEXT I'moonの9組と、新たに加わったdip BATTLESとLIFULL ALT-RHYTHMを合わせた計11チーム。
レギュラーシーズンは全12ラウンドとなっており、各チームが8人編成・2分から2分15秒のパフォーマンスで争う。そしてレギュラーシーズンの上位4チーム、ワイルドカード枠2チームによるチャンピオンシップで勝者が決定する。
ROUND.6は3連覇の偉業を成したFULLCAST RAISERZの勢いを「グラフィティ」を取り入れたショウケースでKOSÉ 8ROCKSが止め、今季初の優勝をもぎ取ったが、レギュラーシーズンも後半戦に突入し、各チームがどう戦うのか。
今回の審査員はDANCER JUDGEとしてSTEZO、PInO、KATSU ONE、UCHIKOの4名、ENTERTAINER JUDGEとしてテリー伊藤、本田仁美、ミラクルひかる、松田誠の4名。さらに別途で加わるオーディエンスポイントも勝負を左右する。
最初に登場したのは、前回の覇者・KOSÉ 8ROCKS。ブラックミュージックの起源「エジプト」をテーマに、スフィンクスや象形文字をダンスで表現し、67点を獲得した。
今回はSPダンサーの起用が目立つ。2番手のavex ROYALBRATSは、昨シーズンのリーダー・KAITAを召喚し、新旧メンバーが合流した(68点)。CyberAgent Legitは振付けも踊りもしなかった特異なディレクター・FISH BOYが参加し、「クセになる」を裏テーマとしたトリッキーなショウケースを炸裂させた(70.5点)。SEPTENI RAPTURESはRiki Honda、SHUTO、KONTHEFUNKの3名を投入し、4日で作り上げた作品を披露(68点)。
続く総合ランク首位・FULLCAST RAISERZは「1人の人生」を表現する繊細な内容で勝負(72点)。前回の欠場からリベンジしたいdip BATTLESのダンスは、UCHIKOが「エモキザナンパ」と解説し、逆再生の質感にもこだわったロマンティックなものだった(68.5点)。
そして迎えたSEGA SAMMY LUX。2節で圧巻の『D.LEAGUE』デビューを果たしたRAARAをレギュラーダンサーに迎え、ラスベガスをイメージして世界観を表現した。これが73点(STEZO8.5/PInO8/KATSU9.5/UCHIKO9/テリー10/本田9/ひかる10/松田9)の高得点を叩き出し、ミラクルひかるに「アルミホイルみたいな衣装がもうたまらない」と言わしめた。