これからもみんなに“愛”を伝えていけたら

――そして、通常盤の3曲目には、Co.慶応さん提供の勉強ラップ「ハピスク」が収録されています。これはもう、風男塾にしか歌えない曲ですね。

英城凛空：遊び心がたっぷりですよね（笑）。

偉舞喜雅：「ハピスク」はTikTokで踊ってもらうことを前提に作っていただいたんですけど、曲をいただいた時は、小学生の時に観ていた『ピラメキーノ』（子ども向けバラエティ番組）を思い出しましたね。俺自身、当時は『ピラメキーノ』を観て、テレビの前で一緒に踊ってたし、小学生の頃の思い出はずっと残ると思うんですよ。だから、「ハピスク」も子ども達にとってそんな曲になったらいいなと思いました。

――生徒役の橙摩さんと、英語・国語・数学・理科・社会を教える先生達というパート分けになっていますが、担当教科はどうやって決まったんでしょうか。

偉舞喜雅：歌割りは最初から決まっていました。でも俺、社会だけはイヤだったんですよね。すごく早口で難しいから、自分には歌えないなと思って。そしたら、わりとゆったりした理科パートになったので安心しました。

紅竜真咲：俺は日本史が好きだったので、社会担当で嬉しかったですね。ただ、好きだからこそ、〈桜田門で1860（威張ろうぜ）〉のところで、つい「桜田門外」って言っちゃって。

英城凛空：1つの言葉で覚えてますもんね。

紅竜真咲：そう、それで何回も間違えて録り直しになった。それと〈ゲロゲロ！894（吐くよ）遣唐使！〉は、感情を乗せすぎて「そんなにツラそうに歌わないで」って言われて（笑）。あえて元気なテンションで歌っています。

英城凛空：俺は数学担当なんですけど、実際も数学が一番得意です。それをスタッフさんが覚えていてくださったみたいで、こういう振り分けになりました。橙摩くんパートの円周率も全部覚えていたので、本当は俺が言いたかったんですけど、あえてそこは橙摩くんに任せて、その前のラップを〈3.141592〉のリズムに合わせて言っています。

葉崎アラン：俺も「自分は英語だろうなぁ」って予想していましたね。でも、レコーディングの当日になったら、〈学校に集“まんで” [Monday]〉というように、「歌詞には英語も書いてあるけど、歌う時は日本語っぽく」って言われて、英語の発音の良さは全く活かされず……（一同笑）。英語以前に、日本語のイントネーションを指摘されることが多かったので、正しいイントネーションを探りながら録っていきました。

紅竜真咲：Co.慶応さんはイントネーションにこだわりのある方で、みんな、結構指摘されてたよね？ で、どんどん正解がわからなくなってきて（笑）。全部録り終わるまでに、結構時間がかかった印象があります。

――関汰さんは国語が得意科目なんですか？

柚希関汰：いえ、俺は勉強が全部苦手だったので、「国語かぁ～」って感じでしたね。むしろ、国語が一番苦手かもしれないです。

紅竜真咲：へぇー、意外！ 古文？ 現代文？

柚希関汰：現代文がすごく苦手でした。感性が独特すぎて、作者と分かりあえないんですよ。真面目だからビッシリ書くのに、全部バツ。部分点もなし！

英城凛空：そんなことある？（笑）

柚希関汰：あるある。橙摩くんもそういう感じだったって言ってたよね？

神那橙摩：うん。読解文とか、主人公の名前を勝手に変えてました。

柚希関汰：それは斜め上過ぎるでしょ！（一同笑）

神那橙摩：たぶん、そのくらい勉強ができなかったから、俺が生徒役になったんだと思います（笑）。

――なるほど（笑）。でも、曲中に「橙摩くん」って名前を呼ぶ台詞が入っているのはオイシイのでは？ メンバー紹介曲ならまだしも、音源にメンバー1人の名前が入ることは滅多にないと思うので。

柚希関汰：そうですよね。冒頭の「そんな橙摩くんに、俺達先生がラップで教えてあげよう」っていう台詞は俺が言ってるんですけど、言ってる本人も「橙摩くん」っていう響きがなんか新鮮でした。

紅竜真咲：いいなぁ～。

神那橙摩：言われてみれば、たしかにオイシイかもしれないですね（笑）。生徒役に選んでもらったことに感謝して、俺も「ハピスク」で勉強したいと思います。

紅竜真咲：春には新メンバーも入ってくるんだから、先輩として、これくらいは覚えておかないとね（笑）。

――現在、開催中の『風男塾15周年記念新メンバーオーディション2022』も3月には最終審査を迎えますからね。真咲さんが卒業した後は、加入の順番でいったら、雅さんと橙摩さんが一番上ですか。

偉舞喜雅：そうなりますね。でも、先輩っていう立ち位置も苦手だし（笑）。新体制になったとしても、風男塾が個性豊かなメンバー揃いのグループであることには変わらないと思うので、これからも一人ひとりの個性を大事にしながら、風王のみんなを元気にできたらいいなと思いますね。真咲くんが僕らにたくさんの愛情を注いでくれたように、僕らもみんなに“愛”を伝えていけたらと思います。

――では最後に、真咲さん。風王のみなさんへメッセージをお願いします。

紅竜真咲：2月17日に開催する『風男塾紅竜真咲卒業公演「新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲～キミがいればオレの可能性は∞～」』では、「BLESS」の歌詞の通り、悲しいだけの卒業じゃなくて、“風男塾”を履修したことで「こんなに夢が広がったよ」っていう姿を見せたいですね。そんな俺の姿が、後輩達や風王のみんなの可能性を広げられたらいいなと思いますし、たくさんの人との出会いを噛みしめながら最後のステージに立ちたいと思います。……もうすでに、アナタと俺を繋ぐ舞台の幕は開いています。さあ、怖がらずにおいで？ 当日、会場でお会いしましょう！

■リリース情報
風男塾「BLESS」配信リリース
https://fu-danjuku.lnk.to/BLESS

風男塾『BLESS』
2022年2月9日（水）発売　
・初回限定盤A（CD+DVD）￥1,580（税込）
M1 BLESS
M2 マリー・ユー！
＜DVD＞
「BLESS」MV
「BLESS」MV メイキング

・初回限定盤B（CD+DVD）￥1,580（税込）
M1 BLESS
M2 マリー・ユー！
＜DVD＞
特典映像：紅竜真咲イケメンクエスト

・通常盤（CD）￥1,100（税込）
M1 BLESS
M2 マリー・ユー！
M3 ハピスク
+3曲のInstrumental

■関連リンク
オフィシャルサイト：http://nfs724.com
オフィシャルTwitter：https://twitter.com/fudan_juku

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