『iCON Z』密着第10話、EXILE AKIRAを徹底解剖 様々な出会いの中で夢を叶えてきたEXILEとしての歩み
LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』に独占密着する、『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』(テレビ東京系)第10話が1月9日に放送された。
まずは、いよいよ次週からオーディションの密着映像が放送されることを告知。今回のオーディションの手応えについて、男性アーティスト部門のプロデューサーを務めるEXILE AKIRAは「史上最高と言っていいほど逸材の宝庫」と語り、審査を通じてZ世代のパワーを大いに感じ取った様子。同じく男性アーティスト部門のプロデューサーを務めるEXILE SHOKICHIは、「ひとりの人生を大きく変える責任感を味わった。残酷なのに美しい本当にパラドックス的な……」と、オーディション中に目にした光景や審査の苦しみを思い出したのか、思わず言葉に詰まってしまう。果たして今回のオーディションでは、一体どんなドラマが生まれたのか。全貌は次週明らかになる。
さらに今週は、AKIRAの徹底解剖スペシャルも放送。このオーディションのキーパーソンであり、EXILEの現役パフォーマー、EXILE TRIBE全体のリーダーも務めるAKIRAは、LDHパフォーマーの中心的存在である。元々サッカー少年だったAKIRAだが、クラスメイトがきっかけでダンスに興味を持ち、地元・静岡県磐田市に唯一あったダンススタジオに通う。そのスタジオには、ZOO時代のEXILE HIROが全国ツアーで立ち寄ったときに撮った写真が飾られていたという。当時のAKIRAは、HIROに憧れを抱いていた。
当時はまだダンスで食べていくことなど頭になかったAKIRAだが、2002年に渋谷のクラブで開催されたダンスイベントに出場したことが、その後の人生を大きく変える。そこには、EXILE ÜSAとEXILE MAKIDAIが偶然見に来ており、ÜSAに「めちゃくちゃかっこよかったです!」と声をかけられたという。そこで連絡先を交換した2カ月後、ÜSAとMAKIDAIがEXILEと並行して結成したヒップホップグループ・RATHER UNIQUEにAKIRAが加入し、2003年にはLDHのアーティスト育成スクール EXPG STUDIOの立ち上げにも参加。怒涛の勢いでプロダンサーとしての道を歩み始めることになる。
デビューしてからも、AKIRAのダンスへの探求心は留まることを知らない。後にEXILEで活躍するTETSUYAを始めとするクラブの仲間と共に、ダンスチーム・RAG POUNDを結成し、当時日本では未開拓の“KRUMPダンス”を踊る。メジャーアーティストとして活躍しながら、クラブでは最先端のダンスを踊り、さらにスクールではインストラクターも務めていたAKIRA。がむしゃらに踊り続ける彼の姿を見たHIROが、2006年にAKIRAに声をかけ、ついにEXILEへの加入が決定する。
AKIRAがEXILEメンバーとして初めてステージに立ったのは、『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006』の最終決戦の舞台となった日本武道館。EXILEの新ボーカルとしてTAKAHIROの加入が発表されるステージで、先にお披露目されたのがAKIRAだった。このステージで、AKIRAの心には生涯忘れられない思い出が刻み込まれた。それは、「Choo Choo TRAIN」で花道を歩いていたとき、HIROが急にAKIRAの手をとり、「こいつをよろしくな!」とでもいうように観客たちに向けて高く掲げた瞬間だという。普段は冷静で俯瞰的に物事を見るHIROの熱い心を感じとったAKIRAは、この瞬間のことを思い出すだけで胸がいっぱいになるようで、思わず声を詰まらせ涙をこらえる。