Knight A - 騎士A -、ファン一人ひとりと交わし合った愛情 3rdワンマン横アリ公演レポ
ゲーム実況や歌ってみたなど、生放送や動画投稿で幅広く活躍する6人によるユニットKnight A - 騎士A -。彼らの3度目となる単独ライブ『Re:Night – Knight A/騎士A - ONEMAN LIVE「Dead Or Alive」』が12月27日横浜アリーナで開催された。9月にも初の横浜アリーナ公演を成功させた彼らだが、今回は初の1日2回公演に挑戦。昼公演の模様をレポートする。
前回のライブからわずか3カ月での横浜アリーナでの公演、チケットはソールドアウト。客席の熱気も期待に満ちている。照明が消えるとメンバーのイラストがひとりひとりモニターに映し出され、カウントダウンが終わるといよいよ6人が登場。
1曲目は「トップシークレット」。息の合ったユニゾンボーカルと、キービジュアルのイラストに描かれたメンバーカラーのマントを纏った黒の衣装が映える、ターンを多用したダンスパフォーマンスで観客を盛り上げる。続いて新曲「ヤミィ」が披露された。韻を多めに踏んだ激しい本格的なラップは、6人ならではの色とチームワークを感じさせる新境地とも言える楽曲。ライブでの披露を心待ちにしていたファンも多かったはずだ。圧巻のパフォーマンスに、客席の温度が上がるのを確かに感じた。
メンバーは「横浜アリーナ、盛り上がってますかー!?」「やばいね、景色が!」と各々が感嘆する様子を見せ、自己紹介に続いて、ペンライトを振る客席とのコミュニケーションを取る。さらに「PLAYER」でバンドサウンドとの相性の良さを見せつけ、「Daydream」では大人で甘い雰囲気に会場は魅了される。
ステージに残ったのはそうま×しゆん。クールなパフォーマンスから一転、息の合った楽しいやり取りで盛り上がるファンに感謝の言葉を告げる。「プレゼントがあるんですよ!」と、トロッコでの演出が明かされると客席は思わず騒然。トロッコで移動しながら「厨病激発ボーイ」、サブステージでは「KING」が披露され、曲間にも幾度となく「ありがとう!」と手を振る姿が見られた。
てるとくん×まひとくん。による「メンタルチェンソー」は同様にトロッコ移動でのパフォーマンス、サブステージでは「ロメオ」が歌われ、甘い歌声やキュートなハグ、ひざまづく姿など見どころ満載で客席を盛り上げる。
さらにゆきむら。×ばぁうが、サブステージで「劣等上等」、トロッコに乗り「虎視眈々」を披露。2人のキャラクターに合った激しいサウンドと共に、会場を歓喜の渦へと巻き込んでゆく。
どのコンビも、かがんで手を振ったり、スタンド席の方を指さすなど、客席をひとりひとり丁寧に見つめながら歌っていたのが印象深い。近くに行きたいという、ファン想いの彼ららしい気持ちのこもったサプライズとなった。
続いてばぁう×てるとくん×まひとくん。による「惑星ループ」。MCでは告白し合いハグするキュートな面を見せたが、曲中でも手をクルクル回す振り付けとアイドル感溢れるキラキラとしたボーカルで、3人ならではの世界観を表現した。
入れ替わりで登場したのはゆきむら。×そうま×しゆんの3人。MCではカメラにファンサービスするなどはしゃいだ微笑ましい場面も見られたが、「ヒバナ」の歌唱に入ると一変。ハードなサウンドに合わせた空気を作り出し、一瞬にして観客を熱狂させる実力を見せた。
バンド紹介に続いて、衣装をチェンジしたメンバーが1人ずつ再登場。オーディエンスの興奮がおさまらないなか始まったのは、12月25日にMVが公開された新曲「Night Escape」。おしゃれなサウンドにピッタリのダンスは、チームワーク抜群だ。また、終始優しくどこか切なさを感じさせる歌声で、6人の表現力の幅広さを感じさせた。