KinKi Kids、なにわ男子との愛ある交流 先輩から後輩へ、伝承されるジャニーズならではの後押し

 そんなやりとりは、先日行なわれたV6のラストライブの後にも巻き起こっていたというから驚きだ。V6の有終の美を見届けるべく多くのジャニーズメンバーが集まったことから、ライブ後に一言ずつ感想を述べる流れになったそう。そんな状況にも関わらず大橋の元気いっぱいな自己紹介は健在だったようで、「アレ(自己紹介)をやったおかげで、亀梨(和也)が変なことしちゃってたし、あと千賀(健永)も? なんか変なことしてすべって……」と思い返す堂本剛。

 どうやらこの流れにも堂本光一が1枚噛んでいたようで、「アレはちょっと俺が悪い部分もあるんかもしれんけど、あまりにも“お尻プリンプリン”を最初にやったとき、すごい間が生じたんですよ。俗に言う“(シーン)……”ですよ。だから、これはもう1回やらせて天丼(同じネタを繰り返すことで笑いを取る方法)を作るのがベターやなと思って、“ちょっともう1回やってみようか”って言ったら全力でやってたでしょ! いや、すごい子だね、すごい子です」とそのハートの強さに改めて感心。堂本剛も「うん、(全力で)やってた。気持ちよかった。期待してますよ、なにわ男子は本当に」と言葉を続けるのだった。

 ジャニーズの王道であるキラキラ感と関西出身の笑いに貪欲な姿勢も兼ね備えた、なにわ男子。堂本剛は、そんな彼らに対して以前の放送回で、今しか歌えないようなキラキラなアイドルソングを楽曲提供したいという意思を語っており(※1)、堂本光一は『ミュージックステーション』の応援メッセージでも「絶対やらかしたほうがいいぞ(笑)。やらかしたほうが、後々思い出になる!」とおもしろ方面で彼らのチャームポイントを引き出す姿を見せていた。

 イジりながらも「KinKi Kidsを応援してあげてね」と言ってくれた先輩・SMAPの後を追うように、今度は後輩たちをイジりながら背中を押していくKinKi Kids。先輩・後輩という立場があればこそ見えてくる双方の新たな魅力というものもある。2022年は、歌番組のみならずバラエティやドラマ、舞台など様々な形で、KinKi Kidsとなにわ男子が交流を深めていく姿を存分に見せてほしいものだ。

※1:https://realsound.jp/2021/10/post-875189.html

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