ニューロティカ、なぜ今初の武道館ライブを決断したのか ISHIYAがあっちゃんを直撃

ニューロティカ、なぜ初の武道館ライブを決断?

バンド38周年で初めて立つ武道館のステージ

ニューロティカ あっちゃん(撮影=石川真魚)

ーー色んなネタも仕込んでるんでしょ?

あっちゃん:うん。もう曲も決まって、どういうことやるかって細かい作業も。

ーー何曲やるとか何時間やるとか決まってるの?

あっちゃん:時間の許す限りかな。

ーー普通に夜始まる感じ?

あっちゃん:いや、お正月タイムということで16時から始まるので、地方から来てもゆっくり帰れますので、お待ちしております! 当日もちろん言いたいと思うけど「ライブハウス武道館へようこそ!」って気持ちで。この言葉を言えるのは、ロフトで300回もやってる俺しかいないから。

ーーもう今から決めてるんだ、言うのは(笑)。

あっちゃん:決めてる(笑)。そのことをライブで言ってたら、メンバーが「先に言っちゃおう」って(笑)。ちょっと待ってくれよって(笑)。

ーー1曲目のあっちゃん出てくる前に言っちゃいそう(笑)。

あっちゃん:まぁそれもありで。それがニューロティカだから。

ーー普段と違うことはやらないの?

あっちゃん:ない。全く。

ーーいや、そこはあるって言っといたほうが……(笑)。

あっちゃん:あ、そうか(笑)。ある!(笑)。あるある! 武道館特別仕様のやつが(笑)。

ーー武道館ワンマンかぁ。自分に置き換えては考えられないよ。

あっちゃん:それもさ、結成何十周年とか区切りがあればいいんだけど、38周年て(笑)。

ーーそれだけ長くやってて、武道館にやっとたどり着いたってとこだよね。

あっちゃん:武道館に初めてたどり着いたバンドマンの中では、ボーカルとしても一番高年齢なんじゃないかな?

ーーああ、そういうことになるんだ!

あっちゃん:バンドマンでいうと、打首獄門同好会のベースのjunkoさんが一番高年齢で武道館のステージに初めて立ったって。ボーカルはたぶん俺じゃないかな?

ーー俺が知ってる人で武道館に立ったのは、SLANGぐらいだから。SLANGは Ken Yokoyamaの武道館のときに出てるから、またちょっと違うけど。

あっちゃん:COBRAが武道館でやってるね。

ーーLAUGHIN’ NOSEはやってないの?

あっちゃん:LAUGHIN’ NOSEはやってないね。パンク系というか俺たちみたいな感じだと、COBRAだけじゃないかな? でもあっちはOi!バンドで、こっちはパンクバンドだから。

ーーニューロティカもオムニバスの『Oi Of Japan』に入ってるじゃん(笑)。

あっちゃん:あ、そっかそっか(笑)。同じようなもんだ(笑)。そうだそうだ、忘れてる(笑)。

ーーそういう昔からの知り合いも注目するだろうからね。ただ昔からの友達って、もうみんないい歳じゃん? 正月なんてみんな田舎に帰ってたりするかもね(笑)。

あっちゃん:そうそう、コロナが落ち着いてようやく田舎帰れるみたいな(笑)。まずそっちだよね。家族サービスしてください! みなさん!(笑)。

ーーでももうコロナは関係ないの?

あっちゃん:いやいや、やっぱりソーシャルディスタンスは保たなきゃならなくて、人数制限もある。日本武道館はやっぱり厳しいみたい。まぁでも、日本武道の精神にのっとって「やってやるって!三冠ヘビー級戦!」(笑)。

ーーいいねぇ! 越中だね! じゃあ武道館成功したら次はドームだね。

あっちゃん:ぎゃはは(笑)。ドームツアー? 野球やる? 朝なら安く借りれるし(笑)。

ーーでも音響とかも大変そうだよね。リハは前日とかにやるの?

あっちゃん:当日だけ。制作会社と舞台監督さんとかとの話し合いのときに「みなさんがしてるようなイヤモニとかどうなってるんですかね」って聞いたら「いりませんいりません。あっちゃんはいりません」って勝手に決められちゃって(笑)。だから生のニューロティカをお届けします(笑)。

ーーステージの広さも桁違いだろうしね。

あっちゃん:でも狭くして、こぢんまりしてセッティング図は作ってる(笑)。ロフトっぽく(笑)。

ーーみんな離れないのね?

あっちゃん:離れない離れない! 離れちゃダメダメ! Zeppでやったときに1曲目に「DRINKIN’ BOYS」をやって、ロフトのステージの大きさの感覚で歌ってたら「あれ? いつもうまくここで入るんだけど?」って、スキップと歌が合わなくなっちゃって「歩幅と歌が合わねぇよ! 広すぎるよ!」って(笑)。

ーーやっぱり発想もロフト規模なんだな(笑)。

あっちゃん:そうそう。どうしてもロフト規模(笑)。

ーーそれで終わったら、今度ロフトで武道館規模のことやりだすかもね。武道館ネタは絶対やりそう(笑)。

あっちゃん:バカな男だから(笑)。ずーっと「どーもどーもどーもどーもー」ってエコー効かせたりね(笑)。でも終わった後のことは全然想像つかない。そこで終わりだね、一旦。

ーーやる方はそうじゃないと。先のことまではね。あ! その先はドームツアーだった(笑)。

あっちゃん:東京、大阪、福岡、札幌、名古屋にあるから5大ドームだね。5大かぁ、まいったねぇ。

ーーThe Rolling Stonesとかのレベルだね。日本のバンドでもX JAPANとか、あとはジャニーズ系ぐらいなんじゃない?

あっちゃん:夢あるなぁ、5大ドーム。ドームでジャニーズがやると、その街のホテルが全然取れないみたいだよね。だから俺たちがドームツアーやるとき、みんな地方ライブ入れないで! ホテルいっぱいになっちゃうから(笑)。

ーー武道館に向けて作品を出すとかはないの?

あっちゃん:10月からのツアーでメンバーとお客さんで曲を作っていく「やっちゃえ!」ってタイトルの新曲があって、最後武道館で完成させようと思ってて。お客さんが「こんなことやって」って言うアイデアもどんどん入れてね。

ーーツアーのライブで曲を作ってるんだ。

あっちゃん:そう。アンコールでアコギ1本で、全員で歌う歌の完成系を武道館で見せようって。そのときにはもうみんな歌えるんだろ? って。

ーーほかのメンバーは、今どんな感じで準備してるの?

あっちゃん:新曲の「やっちゃえ!」と同じように、みんな「やっちゃえ!」って感じ。でも本当にここ何カ月か、取材受けたり、バンドマンに声かけられたり、ちょっと異様なゾーンに入ってきてる。

ーーここまで来てかなり気合いは入ってるんだけど、夜ひとりになって酒とか飲んでると「ああ~、やばい~」とかなるんでしょ?(笑)。

あっちゃん:間違いない(笑)。電気消して水槽を見ながら「大丈夫かなぁ~」って(笑)。

ーーそういう人が武道館に立つってのがいいよ! でもニューロティカの武道館なんて想像できないもんなぁ。みんなびっくりしたと思うんだよね。

あっちゃん:俺もびっくり!!!

ーーでも、でかいステージのニューロティカを観ると「さすがだな!」って思うからね。「プロフェッショナルだな、この人たちは」って思うんだよ。それが武道館だからね。俺ら世代のパンクスの代表であり、ライブハウスバンドの代表だからね! 頼んだよ!

あっちゃん:ありがとうございます! やってやるって!

ISHIYA×ニューロティカ あっちゃん(撮影=石川真魚)

■ライブ情報
ニューロティカの『心燃会』
2022年1月3日(月)日本武道館
開場15:00/開演16:00
全席指定:6,900円(税込)
全席指定子供料金:3,900円(税込)※3歳以上中学生以下
ファミリー席: 13,900円(税込)※(親子3人まで)親親子、親子子

<チケット販売中>
【チケットぴあ】Pコード:191-716
【ローソンチケット】Lコード:71777
【イープラス】 https://eplus.jp/newroteka0103/
問)ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

特設サイト「武道館de心燃会」
https://bdk.newroteka.jp

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ニューロティカ あっちゃん
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