MAN WITH A MISSION、オーディエンスとの絆とバンドの原点を再確認した『Merry-Go-Round Tour 2021』初日
そういった楽曲を演奏するMWAMの姿も圧巻の一言で、それまで溜め込んでいた鬱憤を晴らすかのような気迫が伝わる。そんなバンドの熱演を受け、フロアの観客もジャンプやハンドクラップで応え、一体感を高めていく。声援を送ったりシンガロングしたりといったコロナ禍前の日常的風景こそないものの、会場で目にしたバンドやオーディエンスの熱狂ぶりはコロナ禍前と何ら変わらないものだった。そしてこの光景を前に、筆者の涙腺が思わず緩んでしまったことも付け加えておく。
FUNKISTとの絆、そしてオーディエンスとの絆をしっかり確認できたツアー初日を大成功のうちに終えたMWAM。続くDay 2「Songs of Experience」ではどんな内容で観る者をアッと言わせるのか、そして6公演を終えたあとにバンドはどこまで進化しているのか。これからも続く各地でのツアーを見逃さないでほしい。