SixTONES、早くも“最高”を更新してきたと確信 ユニークな公開方法でも話題を集めた新ユニット曲への期待
今回のユニット曲は、1stアルバムとはまた異なる組み合わせで、ジェシー×森本慎太郎の「LOUDER」はニュージャックスウィングを取り入れたハードなダンスチューン。松村北斗×髙地優吾「真っ赤な嘘」は、現役大学生シンガーソングライターの和ぬかが作詞作曲を手掛けた“和メロポップ”。京本大我×田中樹の「With The Flow」は、京本がアコースティックギターとボーカルを、田中がラップを担当したドライブにぴったりな楽曲と、3曲とも見事にジャンルが異なる。今作もSixTONESの音楽を通してまた新たな音楽ジャンルに出会える機会となりそうだ。
11月20日放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)でも、番組の終盤に田中と森本からユニット曲についての詳細が明かされた。田中は「このユニット曲、ソニーミュージックのTwitterとかInstagramがなんかしてたんですよ。『ユニット曲です!』とか『誰が歌ってます』とかやらずに曲だけを流した」と経緯を辿った。アーティスト名を伏せた公開に「ファンの人は多分推測してくれて、さすがだなってとこがあるんですけど」とファンの察知力の高さに触れながら、ユニットのコンセプトを紹介した。
森本からはジェシーとのユニット曲について。「ジェシー、慎太郎だったら踊ってるカッコいいパフォーマンスをして欲しいんだよねっていう要望が(スタッフから)あったので、もうゴリッゴリに踊ってます」と明かし、「すごくかっこいい曲になっている」と自信たっぷりに伝えた。時代背景を踏まえたというMVでは、二人のパワフルなダンスパフォーマンスが見られそうだ。また、表現力の高さを誇るジェシーのボーカルに加えて、前作とは違った系統の楽曲を通して森本のボーカルの魅力がより際立つ仕上がりになっているのではないかと推測する。
一方の田中は、京本との「With The Flow」について、「自由に気の向くままにいこう、ドライブにぴったりの曲で、ボーカルとラップが心地よく絡み合うシティポップ」と紹介。「きょもが(京本)実際にギターを弾いて、俺がラップのリリックを書いたものになっております。MVはね、いろいろ見ると驚くオチがあるということでぜひフルで見て欲しい」と見どころを語った。音楽ファン、演劇ファンからも注目を集める京本の歌声と、これまでにラップを通して様々な表現をしてみせた田中。ダイジェスト音源では、それぞれが存在感を放つも、溶け合うようにして重なるパートも聴こえてきた。一曲を通してどんな風に絡み合うのか。また、松村と髙地のユニット曲についてはどちらかがラジオ出演した際に詳細が伝えられるようで、こちらも詳細の発表が待ち遠しい。
アルバム、そしてライブにおける聴きどころ・見どころの一つとなっているユニット曲。自然と体が揺れる髙地&森本のスマイルソング「My Hometown」に、繊細な胸の内を透明感あるハモリで聴かせた京本&松村の至極のバラード「ってあなた」、打って変わって会場をクラブフロアに変えてしまうほどのパワーを持つジェシー&田中による「EXTRA VIP」と、楽曲ごとに雰囲気をがらりと変えるのも特徴的で、SixTONESの音楽を語る上で欠かせないのがユニット曲といえるほどの存在感を放つ。まだダイジェスト音源を聴いただけだが、早くも“最高”を更新したと確信した。