BTS J-HOPE&JIMIN、JIN&JUNG KOOK、V&SUGA……ビハインド映像から見えたコンビの相性

かわいい犬に真逆の愛情表現をするVとSUGA

[BANGTAN BOMB] Meeting with Doggo - BTS (방탄소년단)

 ラストは、11月14日にアップされた「Meeting with Doggo」より。撮影現場に訪れたポメラニアンを愛でるメンバーが映し出されるのだが、なかでも人一倍メロメロになっているのがVだ。随分と小柄であることから「何歳ですか?」と熱心に尋ねる様子も。なぜなら、Vも同じくポメラニアンの愛犬・ヨンタンを飼っているからだ。しかし、目の前の犬はまるで子犬のようなサイズなのに、2歳の成犬というから驚きを隠せない。J-HOPEに「(ヨンタンと)なんでこんなに違うんだ?」と聞かれて、「もうほぼゴジラくらい」と答えるV。Vの愛情たっぷりにすくすくと育っていることが伝わってくる。

 その後も、なかなか犬のそばから離れようとしないV。一方、他のメンバーも代わるがわる犬を可愛がるなかで、「人を鬱陶しがってる」と実にクールなリアクションを見せたのはSUGAだった。しかし、SUGAの一見そっけなく見える言動も犬の負担になっていないかを心配しているのだと考えると、ベクトルが違うだけで同じように愛情深いのだとわかる。本当に犬に対して興味がなければ、わざわざそばにくることもないだろうし、右手を見るとしっかりと犬の手を握っているのだから。

 先述したように「Can’t Say No to Ice Cream」でもVはJINとアイスの争奪戦を繰り広げ、その前にはJ-HOPEの肩に手をかけて歌っていた。映像をよく見返すと、その場にRMと共にSUGAも近づいているのがわかる。もみくちゃになるVとJINの横でも、一瞬だけ映像の右端にパープルの袖が映り込むことから、その様子をSUGAはじっと見守っていたのだろう。愛情のあふれるままに子犬のようにじゃれていくVと、そっと近づいて見つめるもふらりと去っていく猫のようなSUGA。そんな両極端な愛情表現が混在するのも、BTSを面白くしている部分といえるだろう。

 BTSが世界中から愛されるグループとなったのは、メンバー自身が自由にのびのびとBTSという集合体を楽しんでいるのが伝わってくるからかもしれない。1人ひとりの個性を尊重し、1つの価値観に押し付けられるようなこともなく、それぞれの形で愛情を発信していく。これからも彼らの生み出していく多くの作品と共に、メンバー同士の関係性という部分でも、私たちを魅了していくに違いないBTS。その最新の様子を伝えてくれるBANGTAN BOMBが、今後も更新されることを楽しみにしている。

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