乃木坂46 高山一実と『乃木坂工事中』の歩み 卒業前最後の収録に溢れた番組への愛情

 乃木坂46にとっては約4年ぶりの東京ドームでのライブとなる『真夏の全国ツアー2021 FINAL!』の開催まで1週間を切った。11月20日、21日の公演では乃木坂46の10周年を祝うのと同時に、21日の本編ラストには高山一実の卒業セレモニーが行われる。

高山一実写真集『独白』

 高山は11月10日放送の『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演。高山が念願だった「やりたいことが叶う」セレモニーになることを明かしている。またオンエアでは高山にとって最後となった『乃木坂工事中』(テレビ東京系)卒業企画の収録の話題も。高山はスタジオを出てピンマイクを取る瞬間に涙が止まらなくなってしまった。それはもうこのスタジオで収録することもなくなるという寂しさと長年一緒に番組を作ってきていたスタッフと離れることのつらさからだったという。

 『乃木坂工事中』における高山を振り返る上で欠かすことのできないのは、高山自身がセレクトしたエピソードを収録している『高山工事中』だ。このパッケージには高山にとって「自分を見つめ直すきっかけになった」または「ファンから反響が大きかった」エピソードが5つ入っている。そのオープニングを飾るのが、高山が千葉の地元・南房総をメンバーに案内する「地元ツーリスト」である。

 乃木坂46にはローカルCMや銘菓のPRなど各出身の地域に根付いた活動をしているメンバーが多くいるが、高山はその先駆けと言える一人。2015年に南房総市の観光大使に任命されている。2016年に放送されたこの「地元ツーリスト」は、観光大使として南房総をPRすることは前提に、高山の地元さらには友達、家族を思う愛情、彼女の人懐っこさが溢れた地元ならではの映像となっている。『乃木坂46のオールナイトニッポン』では、観光大使に任命された当時の思い出話に。今も変わらぬ親友との関係性が垣間見えると同時に、積極的にメンバーやファンと交流を図ろうとする高山の姿からは、人が好きな彼女の人柄と愛される理由が見えてくる。

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