稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾、“美容”や“チャラ男”を極めた7.2時間 ゲストらとの交流楽しむ夏の終わりの『ななにー』
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA、以下『ななにー』)#42が、9月5日にオンエアされた。作家・吉本ばなな、卓球選手の水谷隼・張本智和、柔道家のウルフ・アロンと世界を舞台に活躍する面々に加えて、ベテラン層から注目の芸人たちなど様々なゲストを迎えた、夏の終わりにふさわしく打ち上げ花火のようなカラフルでにぎやかな7.2時間となった。
『#ななにー美活部』で“健康つよぽん”が大絶叫
8月の『ななにー控え室』では稲垣とりんたろー。(EXIT)が美容男子トークで意気投合していたが、今回さっそく『#ななにー美活部』が発足。稲垣とりんたろー。がMCを務め、美容外科医たちを迎えて最新美容医療事情を聞くことに。
ゲストの大久保佳代子、椿鬼奴、岩尾望(フットボールアワー)が「顔のたるみ、毛穴の開き」「シミ」「薄毛」「顔を小さくしたい」といった悩みをそれぞれ明かすと、レーザー照射やヒアルロン酸注入、ボトックス注射などほとんどの美容医療術を経験しているりんたろー。が専門家のように答えていく、さすがの美容男子っぷりを披露した。
すると、専門的な美容医療トークを受けて、草なぎが一言も発していないことに稲垣が気付く。そんな草なぎに興味がないのかと声をかけると、「アンチエイジングの時代ですからね! 興味ありますよ。やっぱりアイドルですからね!」とスイッチが入っていくのだった。
草なぎは香取とのラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)で“健康つよぽん”の呼び名が生まれたほどの健康マニア。美容も健康があってこそという考えのもと、「水を飲みますね、僕。睡眠大事にするようになりました。若い時すごいニキビとかで悩んだので。運動とか睡眠を心がけたら改善された!」と独自の美容方法を展開していく。
また、その後も続いた美容医療の話の合間に「アンチエイジングねー」「ハイフ?」「色んなパターンがあるんだね」と、こっそりTwitterにつぶやいて視聴者に笑いを届ける。そんな余裕の行動を見せてきた草なぎが、そのあと絶叫することになるとは知る由もなかった。
隠れシミもわかるという専門の機械で肌年齢を測定することになったのだ。「え、わたくし? ドキドキしちゃうわ。わたくち、47ちゃい! オールナチュラル!」と機械に顔をセットすると、角度を変えて撮影をしていく。
すると、草なぎは映し出された自分の顔に「けっこうリアルに映ってますねー。やばいですね! ほら、毛穴とか黒くなってんじゃん! 鼻毛も出てんじゃん! 写さないでー! やばいやばい! なんかめちゃくちゃ恥ずかしい!」とウロウロして動揺を隠しきれない。さらに将来シミになってしまうかもしれない色素が見えるモードに切り替わると「シミだらけじゃん! やだやだ! この写真やめてよー! 超リアルじゃん、だって!」と絶叫がスタジオに響く。
とはいえ、厳しい判定で定評のある機械にも関わらず、肌年齡は実年齢の47歳相当とバッチリな結果。同年代のトップ15%に入るという高スコアだった。だが、やはりアイドルのプライドが許さなかったのだろう。道連れと言わんばかりに「りんたろー。くんもやってみてよ! あんなにリアルに映されるとは思わなかった!」とムチャブリする草なぎに、りんたろー。も「やだー! こわいー!」と大騒ぎ。
相方の兼近大樹(EXIT)が「ちゃんと意識してるんだから、(スコアが)よく出るんじゃないの?」と少し煽ると「意地悪なんだけど! ムカつく!」と賑やかなやりとりが繰り広げられる。すると負けじと香取も「待ってる間につよぽんのさっきの写真を!」とイジり、草なぎが「(映さなくて)いいよー!」と、最後は“しんつよ”らしい仲の良さを見せてくれた。
チャラ男企画で稲垣が爆発「スタッフ、あとで反省会ね」
そして「ななにー史上最強」とキャイ~ンの天野ひろゆきに言わしめたのが、『ななにー!チャラチャレンジ!』のコーナー。EXITにならって、チャラ男を極めていこうという企画だ。オープニングで発表された段階で稲垣の乗り気ではない姿から、早くも不安がよぎる。
いざ企画が始まると、香取がりんたろー。のマネをした、しんたろー。として登場。ここまでは良かったのだ。パロディがうまい香取が変装するのはよく見る光景。しかし、キャイ~ンが懐かしのギャル男風の格好で飛び出してきたかと思えば、スリムクラブに続いてベテラン俳優の木下ほうかに原田龍二、そしてアルピニストの野口健や柔道家のウルフ・アロンの姿も。もはや誰が誰だかわからない状態に。「怒られるかも」と言いながらも「草通り越して茎!」と徐々にエンジンがかかっていくウルフ・アロンに、香取も大爆笑。すっかり、『ななにー』ファミリーの雰囲気に馴染んでいるように見え、何とも微笑ましかった。
一方、このコーナーをめんどくさがっていた稲垣はというと、青髪のウィッグを装着して“やらされています”感満載な表情を見せ笑いを誘う。「このあと30分、時間ください。髪型直したいんで」とカツラでつぶれてしまった地毛が気になってしかたない様子。それでも「時間が経てば終わるかなと思って」と渋々コーナーに参加。「お後がhere we go!」と慣れないチャラ男ワードを駆使していくのだった。
ところが、その後の展開がまさにカオス。チャラ男の概念があまりに自由であることから、手探りのチャラチャレンジが続いていく。EXITのチャラスタンプの「◯◯な(それな)」を答える穴埋めゲームでは、草なぎの「鬼角な」をはじめとした珍回答が続出。昭和なフレーズが飛び出す木下に、まさかの爆弾ワードを投げ込むアルピニスト野口など、もはやオヤジギャグ連発の大喜利タイムと化す。
途中で番組に参加したみちょぱ(池田美優)も「今日、こんな感じだったんですね」と唖然。どうやらチャラ男は人を開放的にするのかもしれない。天の声の安東弘樹アナウンサーも「久しぶりの『ななにー』、嬉しぃー!」とノリノリで、香取もマスクの下にひげを仕込んでいたことを明かすと「取るぜ!」とむしり取ってしまう。
時間の経過と共に“チャラ男ハイ”状態に突入していった一同。だが、なかば無理してテンションを上げているところもあったため、徐々にしんどさが見え隠れ。このコーナーにたっぷり時間を割いたことに「スタッフもどうかしてる!」という声が。どうにか時間をやり過ごそうと思っていた稲垣が「スタッフ、あとで反省会ね」とたたみかけると、再び笑いが生まれた。こんなにもフリーなコーナーを楽しむことができるのも、スイッチが入ると止まらない草なぎと、ドSな無茶振りをする香取、そしてピリッと“いらち”な稲垣のバランスの良さがあればこそだと実感するコーナーだった。