『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生したINI 池﨑理人は”最強イケボのムードメーカー” 唯一無二の武器と親しみやすさ
番組の中で「最強イケボのムードメーカー」というキャッチコピーがつけられた池﨑は福岡県出身、2001年8月30日生まれの19歳。歌、ダンスともに未経験でオーディションに臨んだが、身長178cmというスタイルの良さとクールな容姿からは想像できない面白キャラで、人気を博していた。番組中はデビュー圏内に一歩届かない順位が続いていたが、最終的に9位に輝きデビューのチャンスを掴んだメンバーである。
そんな彼の武器は、なんと言っても低音ボイスでのラップ。番組のキャッチコピー然り、自分でも「(注目してほしいのは)超低音イケボラップ(※1)」と言っているように、一発で池﨑の声とわかるような魅力的な低音ラップは唯一無二だ。レベル分けテスト時からトレーナーのKEN THE 390の評価も高く、度々「いい声」というコメントをもらっていた。当初からラップ志望というだけあり、各バトルでも一貫してラップポジションを担い、スキルを磨いてきた池﨑。INIは他にもラップ志望のメンバーがいるが、低音で聞き取りやすいラップができるというのは、池﨑ならではの強みになっていくのだろう。
また、番組でフォーカスされることはあまりなかったが、池﨑はダンスでも成長を見せている。ダンス未経験故にレベル分け再評価時はクラスを落としてしまっていたが、繰り返し見たくなる癖のあるダンスを披露。トレーナー陣も「お前は良いぞ系の違反ダンス」、「できないのを有利に使うの止めな」と大盛り上がりであった。一方、それ以降は少しずつだが着実に、わかりやすく成長を見せてきた。グループバトルですでに成長は感じられたが、コンセプトバトルではダンスが得意な練習生たちに交ざって練習に食らいつき、キレが加わったように感じる。さらに、デビュー評価の「RUNWAY」では表現力もプラスされ、爽やかな曲に合ったパフォーマンスを見せていた。池﨑はリアクションもストレートで、番組内で周りのことを手放しに褒めていた場面も多い。その素直さがあるからこそ、吸収するスピードも速いのではないだろうか。