日向坂46は『しくじり先生』のアイドル?  “日向坂の数珠つなぎ”に見る番組との相性の良さ

 そんな軽妙なやり取りが繰り広げられるなど、『しくじり先生』にとってある種欠かせない存在となっている日向坂46。彼女たちはABEMA限定企画の『しくじり学園 お笑い研究部』に登場することもある。例えば、「宮下草薙のラジオについて考える」企画では佐々木美玲が出演し、若林、吉村、澤部、アルコ&ピース、宮下草薙といった実力派のお笑い芸人に囲まれる中で、常にニコニコとしながら番組を盛り上げ、見る人の癒しとなっていた。ラジオ進行が上手くいかず佐々木美玲を間に挟みながら宮下草薙は喧嘩し始めたが、若林に「言い争いになった時、みーぱん(※佐々木美玲の愛称)怖くなかった?」と聞かれ、佐々木美玲は「なんかギュッてしたくなりました(抱きしめたくなりました)」とジェスチャーを加えながら答えた。グループ内で彼女を慕う“みーぱんファミリー(佐々木美玲のほか、河田陽菜、濱岸ひより、山口陽世)”が結成されるのも納得の器の広さだ。

 地上波最新回となる8月2日深夜放送回でも齊藤京子が同番組3回目の出演を果たした。ここ最近、レギュラー出演しているバラエティ番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)で数々の“きょんこ節”を放ち改めてそのスペシャルな存在感を視聴者に印象付けているが、今回の放送でもゲストとして登場したおかずクラブ・オカリナの「私に関する“300万円”は何の数字か?」という問題に、齊藤京子は「まさか年収ですか……?」と答えた。若林は「齊藤京子、まぁまぁ失礼だぞ(笑)。オカリナ、結構テレビ出てるよ」とツッコミ、オカリナも「そうですね(笑)。前職の看護師の時も、それよりは貰っていましたし」と笑っていた。流石の切れ味だ。

 高いバラエティスキルを持ち、さまざまな番組から需要のある日向坂46だが、考えてみると『しくじり先生』に欠かせない存在となりつつあるのも納得の流れだ。『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)で共演する若林の存在はもちろん、「日向坂の数珠つなぎみたいになってる!」とツッコミを入れた澤部とも前身グループのけやき坂46時代に『欅って、書けない?』で長らく共演している。そういう意味でも外番組といえど、それぞれが安心感に包まれながら収録に臨むことができるのだろう。

 まだ『しくじり先生』に登場していないメンバーは数多くいる。今後もしくじり学園のアイドルとして視聴者に喜びを与え続けてくれることだろう。

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