『毅の“カタリタガリ”』第5回
SUPER★DRAGON 古川毅、世界のポップシーンを語りまくる 新たなスタンダードを築くアーティスト4組
■LoveLeo
両親は俳優やコメディアンとして知られているジョン・C ・ライリーと映画プロデューサーのアリソン・ディッキーということで、きっと幼いころからいろんな文化に触れてきたからこその徹底したエッジやユーモアなんだと思います。音楽、パフォーマンス、ビジュアル、どれかひとつでも“普通”だったら成立しないと思うんですよね。そういう意味での整合性がすごい。
特におすすめしたいのが「TUNG TIED(feat. Rico Nasty)」のMV。曲はEDMとかトラップ以降の感じに金属的な鳴り物がラフに鳴っていて、その音のバランスが独特なんです。ハイパーポップ的な要素も感じますね。ビジュアルもよくて、髪型や髭、ジャケットの肩から出ている突起とか燃えている感じとか、フレディ・マーキュリーのレトロな個性に自分なりのフィルターを通したみたいな、とにかく一度見たら忘れられない。そんな今までに味わったことのない要素の合わせ技を僕がカッコいいと思っている時点で彼の勝ちみたいな。自由で媚びてないからこそ、人をグッと引き付ける魅力がある。
そんな感じで、今は「これってあり? なし? いやありだ」みたいな、そういう作品がどんどん出てきています。既存の概念にとらわれない、すごく自由でエクストリームなミクスチャー感覚が新たなスタンダードを築いていく流れは、まだまだこれからだと思いますね。僕らSUPER★DRAGONもアイドルの王道を踏襲しつつ、そういう時代の変化を楽しんでいろんなことをやっていきたい。でも、そんなに力まなくても、年齢も趣味もバラバラな9人のグループなので、それぞれの個性をもってすれば自ずといろんな新しいことができるはず。そこで単に「今回は○○っぽいことやってみました」みたいな感じにはなりたくないので、いろんなカルチャーをディグって、力を蓄えたいと思っています。
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