乃木坂46 松村沙友理率いる“さゆりんご軍団”の軌跡 破天荒な活動スタイルから念願のコンサート開催に至るまで

 乃木坂46 松村沙友理の卒業コンサート『さ~ゆ~Ready? ~さゆりんご軍団ライブ/松村沙友理 卒業コンサート~』が、6月22日、23日に横浜アリーナで開催される。有観客ライブとしては昨年12月に日本武道館で行われた『アンダーライブ 2020』以来、約半年ぶり。選抜メンバーを含めた乃木坂46としてのライブは、2020年2月の『8th YEAR BIRTHDAY LIVE』まで遡る、約1年4カ月ぶりだ。

『次、いつ会える?』 松村沙友理 乃木坂46卒業記念写真集

 コンサートタイトルが示す通りに、今回は一つの公演に『さゆりんご軍団ライブ』と『松村沙友理 卒業コンサート』という言わば2部構成になっているのが特徴だ。中でも、『さゆりんご軍団ライブ』は卒業生の伊藤かりん、佐々木琴子、中田花奈がメンバーとして異例の参加となる。

 改めてだが、さゆりんご軍団とは松村が軍団長を務める、副団長の佐々木琴子、伊藤かりん、寺田蘭世、2020年10月にグループを卒業した中田花奈からなる軍団。自由かつフットワークが軽いのが軍団の特色であり、「白米様」「ぐんぐん軍団」を代表とするオリジナル曲のほか、「ハルジオンが咲く頃」「何度目の青空か?」をパロディにした「さゆりんごが咲く頃」「何度目の軍団か?」、ほかの軍団の楽曲を乗っ取った替え歌など、とにかくやりたい放題。2018年10月には松村の「楽しかったから」という理由からグループ初のTikTokアカウントを開設。2019年8月、『乃木坂工事中』(テレビ東京)などで以前から目標に掲げていた単独公演を実現させるべく作戦会議『#さゆりんご計画中』を配信開始。さゆりんご軍団親衛隊(ファンの総称)と一丸となったプロジェクトを進行していたが、コロナ禍とともに計画は自然とフェードアウトしていた。つまり、今回の横浜アリーナは、松村の門出となるステージであると同時に、さゆりんご軍団としては念願のコンサートとなる。

 6月18日にWeiboで配信された『27枚目シングル発売記念&松村沙友理卒業コンサート直前!特別生配信!』にて、松村はセットリストやライブ演出に至るまでを自身が考案し、「自分のやりたいことを詰め込んだライブになっている」ことを明かしている。思い出されるのは、今年1月に配信されたオンラインライブ『9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ~』で松村がプロデュースを手がけた「ガールズルール」が、ボリウッド映画をモチーフにした、とてもアバンギャルドな世界観であったこと。必殺技「さゆりんごパンチ」を筆頭に松村は王道のアイドルイメージを持ちながらも、白石麻衣への偏愛をあらわにするようなサイコな一面を垣間見せることがしばしばであった。卒業コンサートはそんな松村の2面性が見られる内容であるとともに、特にさゆりんご軍団ライブパートでは、我々の予想もつかないようなことをしでかしてくれそうな予感がする。

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