EXILE THE SECOND TETSUYA、多彩なダンスでライブに添える華 熱心な研究で教育の第一線でも活躍

EXILE THE SECOND TETSUYA、熱心なダンス研究

 そして、新生EXILEの一員として活躍の幅を広げる中、2012年、現メンバーのうちEXILE AKIRAを除く5名から成る派生ユニット・THE SECOND from EXILEがシングル『THINK ‘BOUT IT!』でメジャーデビュー。2016年にEXILE THE SECONDに改名し、EXILE AKIRAが加入すると精力的に活動するようになり、個性的なグループが多数所属するEXILE TRIBEにおいて、実力派ベテラングループとして立ち位置を確立した。その一方で、EXILE TETSUYA個人としては、EXILE ÜSA・Dream Shizukaと共にDANCE EARTH PARTYの一員としても活動するように。DANCE EARTH PARTY は活動を休止したが、EXILE ÜSAとは現在も、ダンス教育番組『Eダンスアカデミー』(NHK Eテレ)の講師仲間として共演している。

[Eダンスアカデミー] HELLO! HALO!(ハロハロ) | GENERATIONS×EXILE USA,TETSUYA | 番組テーマソング | NHK

 先述した通り、もともとはRAG POUNDとして活動するほどKRUMPを得意ジャンルとしていたが、現在はロックダンスからタップダンスまで、さまざまなダンスでファンを魅了。特にタップダンスは、昨年の『LIVE×ONLINE』でもたびたび披露され、見事な足捌きと多彩な表情でEXILE THE SECONDのライブに華を添えた。ダンスパフォーマンス向上のためにさまざまな観点からダンスを研究する『EXILEパフォーマンス研究所』(2011年に『月刊EXILE』で始まったEXILE TETSUYAの連載)の所長も務めているように、ダンスの可能性を信じて学び続ける姿勢が、彼の大きな魅力だ。その結果、2014年には、『EXILEパフォーマンス研究所』がきっかけで、淑徳大学人文学部表現学科の客員教授に就任。2016年には美作大学の客員准教授に就任。2017年には、多忙な活動と両立しながら、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の社会人修士課程1年制に入学し、翌年発表した修士論文「必修化以降の中学校における現代的リズムのダンス授業の現状と処方箋 ~楽しむ生徒と指導に困難を感じる教員への授業デザインと補助映像教材~」が優秀論文賞を受賞した。さらに2020年には、大学院での研究をもとに制作した『中学校の現代的なリズムのダンス授業 ~レクチャームービー~』が、文部科学省選定を受けた中学校のダンス教育教材として発売。LDHが運営するEXPG高等学院の学長も務めるなど、教育分野での活躍が目立っている。EXILE TRIBEの中で、特に教育や社会に貢献しているメンバーの1人だろう。

 そんなEXILE TETSUYAのキャラクターを一言で表すとしたら、“Mr.おもてなし”。ポジティブかつ温厚な性格で、EXILEが長年大事にしてきたおもてなし精神(ホスピタティ)を体現している。2015年にコーヒーショップ「AMAZING COFFEE」を立ち上げるほど、無類のコーヒー好きとしても知られるが、それもまた「ファンの皆さんに対してのおもてなしを、コーヒーで目の前のお客さんを笑顔にするっていうおもてなしを通して勉強しようと思って始めた」(※8)そう。年齢も個性も経歴もさまざまなメンバーが所属するEXILEにおいては「グループの中で僕は茶室みたいな存在だったらいいかなと思ってます(笑)」(※9)と語る。だが、その優しい笑顔の奥には野心が燃えており、将来的な夢は「ダンスをスポーツとして、オリンピックやパラリンピックの競技にすること」(※10)。常に誠実にダンスやファンと向き合ってきたEXILE TETSUYAの存在が世界を変える日は、そう遠くないかもしれない。

※1、2、10:https://www.tokyoheadline.com/388539/
※3:https://dual.nikkei.com/atcl/column/19/011400052/011400003/?n_cid=DUALTW01
※4:https://adv.hokkaido-np.co.jp/iku-mirai/expg/index.html
※5:https://sunsetstyle.jp/exile-tetsuya1
※6:http://tvfan.jp/?p=1051761
※7:https://adv.hokkaido-np.co.jp/iku-mirai/expg/index.html
※8、9:https://www.vivi.tv/post26986/

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter(@stmdr38)

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