福山雅治「彼方で」、柳楽優弥&有村架純&三浦春馬出演『映画 太陽の子』主題歌に決定

福山雅治、『映画 太陽の子』主題歌に

 8月6日公開の『映画 太陽の子』主題歌が、福山雅治「彼方で」であることが発表。あわせて、ポスターと予告編映像も公開された。

『映画 太陽の子』予告編 2021年8月6日公開

 今作は主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の共演で“日本の原爆開発”を背景に時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇。公開された映像は、笑顔で「いっぱい未来の話しよう」と固く手を結びあう3人の姿から始まる。未来への可能性を信じ、未知なる世界への研究に目を輝かせ「実験しましょう!」と夢中になる修(柳楽優弥)、現実をしっかり見つめ、未来への強い意志を持つ世津(有村架純)、戦場への恐怖をさらけ出す裕之(三浦春馬)、そして物理学の魅力を感じながらも、一方で多くの命を奪う兵器開発を担うという葛藤に抗う修の姿など、等身大の表情が次々と映し出される。

 一方で、研究を続けようとする修に向かって、「科学者とはそんなに偉いんか」と諌める母親・フミ(田中裕子)、「(戦争に)勝っても負けても何も変わらん!」と、強い怒りを顕にする世津、命を顧みず戦場へ向かおうとする研究生に「生きるんや」と強いまなざしで研究室へ残るように促す荒勝教授(國村隼)の姿も捉え、福山雅治が歌う主題歌「彼方で」が、葛藤を抱えながらも懸命に日々を生きようとしている彼らの想いを優しく包み込み、3人の想いがリアルに伝わってくる映像に仕上がっている。

 あわせてキービジュアルも公開。1点を見つめる修・世津・裕之それぞれの表情が並んでいる。また6月4日よりTOHO シネマズ日比谷ほか、一部劇場を除く全国の上映劇場にて、特製クリアファイル付ムビチケも発売開始となる。

 原子の力を利用した新型爆弾の開発を背景に、未来に向けて戦下を逞しく駆け抜ける若者たちの等身大の姿を描き出した本作において、過去に原子爆弾が投下された故郷長崎に現存する被爆樹木を通じ、「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーを務める福山雅治の楽曲を製作陣が熱望。修、世津、裕之の3人が時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿と、愛する者への思いを描いた本作に共感した福山は、鑑賞後に製作陣の本作に込めた思いとテーマをヒアリングし打ち合わせを重ねていった。作品と製作陣の思いへの理解を深めていく中で、本作の世界観と合致する「彼方で」が主題歌に決定した。

 「彼方で」は、昨年12月に発売された、父親の名前をタイトルに冠したアルバム『AKIRA』のラストに収録。映画主題歌に決定したことについて福山は、「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」とコメントしている。

福山雅治コメント

僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています。

■アルバム情報
『AKIRA』
[CD] POCS-20021  ¥3,300(税込)/¥3,000(税抜)
https://sp.fukuyamamasaharu.com/sp/30thAnniversaryAlbum/detail_04.html

■公開情報
8月6日公開
『映画 太陽の子』
出演:柳楽優弥 有村架純 三浦春馬
イッセー尾形 山本晋也 ピーター・ストーメア
三浦誠己 宇野祥平 尾上寛之
渡辺大知 葉山奨之 奥野瑛太 土居志央梨
國村隼 田中裕子
監督・脚本:黒崎博 「ひよっこ」「青天を衝け」
音楽:ニコ・ミューリー 『愛を読むひと』
主題歌:「彼方で」 福山雅治  (アミューズ/ユニバーサルJ)
撮影:相馬和典 照明:鈴木岳 録音:弦巻裕 美術:小川冨美夫 衣装:宮本茉莉 ヘアメイク:永江三千子 スクリプター:天池芳美 
助監督:柿田裕左 制作担当:篠宮隆浩 キャスティング:おおずさわこ 編集:大庭弘之 サウンドデザイン:マット・ヴォウレス カラリスト:アロン・ピーク VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
制作:KOMODO PRODUCTIONS   宣伝:KICCORIT  配給:イオンエンターテイメント
製作:「太陽の子」フィルムパートナーズ
Presented by ELEVEN ARTS STUDIOS / NHK
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
https://taiyounoko-movie.jp/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる