『関ジャム 完全燃SHOW』で三浦大知とs**t kingzが共演 どんな曲でもカッコ良くしてしまうプロの技を披露

三浦大知『Backwards』(CD)
三浦大知『Backwards』(CD)

 『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)では、4月25日、5月2日とダンス特集が放送された。三浦大知とs**t kingz、ダンス界のトップを牽引する二組が共演し、s**t kingzのダンス曲に三浦が初参加するなどレアなコラボが続いている。

 5月2日の放送分では、三浦の「どうしてもやりたいことが……」という一言からさらなるコラボが実現した。それが昨年7月に放送されたプロ作曲家特集で、古田新太が書いた歌詞に合わせて丸谷マナブが曲をつけ完成した楽曲「ユニットバスのマーメイド」。これに古田が「三浦大知くんに歌いながら踊ってほしいな」と言っていたのを三浦本人がオンエアを観ていたのだ。

 次に『関ジャム』に出演する際はーーと、思いを巡らせていた三浦はこの日に向けて、s**t kingzを入れた5人による振り付け、構成のパフォーマンスを完成させてきたという。さらに丸谷からデータを受け取り、ハモ、コーラスまで三浦がレコーディングした本気っぷり。古田が『半沢直樹』(TBS系)の楽屋で書いた歌詞が、三浦のストイックスイッチをオンにする結果となったのだ。

 いざ、パフォーマンスが始まると、あまりのパフォーマンスのカッコ良さに不思議と笑いが起こるほど。珍妙な歌詞に乗せた5人のパフォーマンスとのギャップがそうさせているのだろうか。s**t kingzのkazuki発案の、トイレの裏から蓋を開けて用を足すユニークな振り付けでは「ユニットバス」を、手でシャワーを再現し下半身では「マーメイド」をイメージさせている。さらに〈合カギ返して〉の歌詞ではドアを開けもう二度と通ることのないドアを眺めて上を向く孤独感を表現した物語性の溢れる振り付けなど、歌詞の一つひとつに意味の込められた動きが重なっている。

 村上信五の「(古田が)別の詞書いてくるかも」という冗談に、三浦が「フルサイズ作らないのかなって。2番書いていただけないかなみたいな話を……」と返していたことで、まだまだコラボが続いていくことを予感させる。『関ジャム』発の楽曲リリースということも、可能性のある話なのかもしれない。

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