JO1、MV以外で魅せるユーモア溢れた自由な姿 「Born To Be Wild」パフォーマンス動画に着目
2本目は、TWICEやSEVENTEENなど有名K-POPグループも挑戦している“リレーダンス”。一列になり、先頭のメンバーから順にリレー形式でパフォーマンスをしていく。全員が終始笑顔で、とにかく楽しそうなのが良い。こちらも飽きずにずっと見ていられるし、見ていると元気になれる動画だ。
木全のダンスを冷めた目で見つめる川西、河野が笑顔で後方のメンバーの頭をポンポンしながら後ろに下がっていくところ、最年長でリーダーのはずの與那城が、メンバーたちから後ろに追いやられるだけでなく、佐藤からは耳を掴まれていたり……。與那城、河野、鶴房の3人でダンスするシーンでは、鶴房が踊らずにクルクル回りながらジャンプ。それを見て笑う“よなじゅん”コンビ。白岩のダンスの衝撃(?)で倒れる川尻。大平に撃たれて倒れ込む金城&豆原&佐藤。その倒れたメンバーの間で踊り始める河野。何かしらの力(?)で、倒れたメンバーを助け出す與那城。そして1番笑ったのが、その直後の鶴房のジャンプだ。
こんなに笑えるポイントがたくさんあるのに、要所要所でダンスでもきちんと魅せてくれる。K-POP好きな筆者は、他のグループのリレーダンスも見てきたが、こんなに楽しいリレーダンスは正直初めて見た。海外からも高評価なコメントが多く、リレーダンス効果でまた国外問わずJAMが増えたのではないだろうか。
2本のパフォーマンス動画で、それぞれ違う魅力を見せてくれたJO1。彼らの個性あふれるパフォーマンスが楽しいのはもちろん、「Born To Be Wild」自体が何回でもリピートしたくなる“スルメ曲”だからこそ、MVもパフォーマンス動画も何度でも見たくなるのだろう。
■紺野真利子
エンタメ系ライター。JO1やジャニーズグループのインタビュー記事を中心に、雑誌『CHEER』『週刊TVガイド』などで執筆。
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