『最強つぼみDX』インタビュー

つぼみ大革命『最強つぼみDX』 3時のヒロイン 福田麻貴、コレサワ、zoppコメントとともにメンバーが紐解く

 3月3日にグループとして2枚目となるフルアルバム『最強つぼみDX』を発売した吉本興業所属のアイドルグループ・つぼみ大革命。メンバー自ら作詞もする彼女たちだが、本アルバムには福田麻貴(3時のヒロイン)、zopp、コレサワというバラエティ豊かなアーティストが提供した楽曲も収録されている。今回、リアルサウンドに楽曲提供者からコメントが到着。そのコメントをメンバーの杉山優華、岡本りん、恵梨華に読んでもらいつつ、それぞれの曲にかける思いをたっぷり語ってもらった。(井上明日香)【インタビュー最後には動画も!】

(左から)恵梨華、杉山優華、岡本りん

杉山「周りからずっと“いつ咲くねん”って言われてた」

ーーまず、それぞれ自己紹介からお願いします。

杉山優華(以下、杉山):リーダーをしております、杉山優華です。ハスキーボイス担当です!

岡本りん(以下、岡本):岡本りんです。「ソイヤ」と呼ばれています。私はイラスト担当で、普段はグッズのデザインとかもやらせてもらっています。

杉山:「イラスト担当」って改めて聞くとカッコいいな。ハスキーボイス担当してるのが恥ずかしくなってくるわ……。さっきのカットしてもらってもいいですか?(笑)

恵梨華:(笑)。恵梨華です。私はムードメーカー担当で、アウトドアが好きです。YouTubeで釣りガールとしても活動しています。

ーー皆さんは、2019年3月に「つぼみ」から「つぼみ大革命」に改名されました。グループ名が変わったことによる意識の変化はありましたか?

杉山:つぼみの時は、周りからずっと「いつ咲くねん」って言われてたんです。自分たちにも確かに……という気持ちはあって、ここらで本気でアイドル界に革命を起こしたい! と思った。改名してからは、いいことしかなかったです。SNSでエゴサーチもしやすくなったし(笑)。

岡本:でも今は「いつ大革命起こすねん」って言われるようになって、プレッシャーは大きくなりましたけどね(笑)。それだけ気持ちは引き締まりました。みんなで締切ギリギリまで粘って考えた名前なので、思い入れもありますし。

岡本りん

ーー運営の方の案ではなく、皆さんで話し合って決めた名前なんですね。

杉山:私たち9人と、3時のヒロインの福田麻貴ちゃんとで話し合いました。麻貴ちゃんは元つぼみのメンバーということもあって、今でもライブのプロデュースなどをしてくれているんです。

恵梨華:1日6時間くらい貸し会議室で話し合うっていうのを何日もして、必死で考えましたよね。「つぼみ大革命」に決まってから、ネットで名前占いをしたんです。まず「つぼみ」で占ったら、なんと大凶で。次に「つぼみ大革命」で占ったら、大大吉が出た。占いを過剰に信じているわけではないんですけど(笑) その時はやっぱり嬉しかったです。

恵梨華

杉山:あれで「〜大革命」でも大凶が出てたらヤバかったな(笑)。

岡本:めちゃくちゃ時間かけて考えた名前やからね。占ってみようかってなった時、みんな表向きは涼しい顔して見てたけど、内心は「頼む…!!!! 大吉出てくれ…!!!!!」って気持ちでした(笑)。

杉山:そのあと、社長にも報告しに行ったんです。「新しいグループ名はつぼみ大革命にしました! 占いで大吉も出ました!」って。社長も「良かったなー!」って喜んでくれました。

杉山優華

ーーファンの皆さんの反応はいかがでしたか?

杉山:ワンマンライブの最後に発表したんですが、「名前を変えます」って宣言した瞬間は、正直すごい空気で怖かったです。

岡本:長いこと「つぼみ」としてやらせてもらってたので、ファンの皆さんも愛着があっただろうし……「え? 変えんの?」みたいなムードを感じました。でも、「つぼみ大革命です」って発表したら、「ええやん!」って受け入れる空気になって、ホッとしました。

恵梨華:グループとしてさらに進化していきたいっていう気持ちや、何時間もかけて話し合いましたっていうことも伝えたので、私たちの本気度が伝わったのかなと思います。今ではファンの方も、SNSのハンドルネームの最後に「○○大革命」ってつけてくれてます(笑)。

杉山:ファンの方も改名させてしまった(笑)。

元メンバー・福田麻貴が書く等身大のラブソング

ーーここからはアルバム『最強つぼみDX』に収録されている曲のお話を。今回、楽曲提供された3時のヒロインの福田麻貴さん、zoppさん、コレサワさんからコメントをいただきました(※各アーティストによるコメント詳細は記事最後に掲載)。「いつキスすんねん」を作詞された福田麻貴さんから見ていきたいと思いますが、まずはみなさんの「いつキスすんねん」の印象について伺えますか?

つぼみ大革命「いつキスすんねん」Music Video

杉山:「いつキスすんねん」はタイトルを聞いたとき、絶対コミックソングやろうなと思ったんです。でも、しっとりめのバラードで驚きましたね。麻貴ちゃんに歌詞を書いてもらうに当たって、メンバーみんなで「恋愛あるある」をたくさん挙げたんですが、それもうまく織り交ぜられてて、さすがやなと思いました。

恵梨華:こんな恋愛の歌詞、自分たちでは絶対に思いつきませんもんね(笑)。麻貴さんのおかげで、新たなつぼみ大革命を見せることができた気がします。私がいいなと思っているのは、アイドルが歌う恋愛ソングやけど、いわゆる10代のキャピキャピした恋愛の曲ではないところ。

杉山:歌詞に〈レモンサワー〉とか出てくるしな(笑)。

恵梨華:そうそう(笑)。キャピっとした曲やったら、もっと恥ずかしい気持ちがあったかもしれないけど、自分たちと同世代の女の子が主人公やから、表現しやすかったです。主人公は大人やけど、年齢のわりには恋愛経験は少ない。そんなところに共感してくれる人も多いんじゃないかと思います。

ーー岡本さんはいかがですか?

岡本:私は普段、ガヤを得意としているポジションで生きているんですよ。なので、何よりもうまく歌えるかのプレッシャーが大きかったです。恋愛ドラマをたくさん見て、頑張ってヒロインの気持ちを考えて、パフォーマンスする時も、恋愛ドラマのヒロインになりきって歌ってます。

恵梨華:そんなことしてたんや!

ーーコメントには「歌い方について声の表情まで指示して、レコーディングでもその感情が出るまで撮り直した」と明かされてますね。

岡本:私、パワータイプのアイドルなので。これまでパワーだけで歌ってきたので、この曲で改めて自分のこれまでのアイドル人生を考えさせられました(笑)。レコーディングでも、麻貴さんに「ソイヤ感消して!……いや、消さんでもいいけど、ソイヤの中の切なさを出して!」って何度も言われて。

杉山:じゃあ消さなアカンやん。

恵梨華:ソイヤの中に切なさはないからな(笑)。でも、そんなソイヤを見るのは初めてやから、きっとファンの方もみんなキュンキュンしてると思いますよ。

ーー「いつキスすんねん」の制作背景について、福田さんは「いつキスすんねんというフレーズは、もともとコントのツッコミで使おうと思っていた」と回答されています。

恵梨華:ツッコミからコント考えたりもするんや! って思いました。

杉山:生粋のツッコミですね(笑)。麻貴ちゃんはライブのコントを考えてくれたり、ライブ全体のプロデュースもしてくれるんですが、メンバーの目線50%、ファンとしての俯瞰の目線50%くらいで関わってくれてるんです。私たちには分からないファンの方の気持ちも分かってくれてるから、すごくバランスが良くて。信頼しています。

岡本:歌い方も麻貴さんにたくさんアドバイスをもらいました。レコーディングの前に自分のパートを録音して麻貴さんに送ったら、すっごい長文で「こういうふうに歌って欲しい」って教えてくださって。お忙しいのに本当にありがたかったです。

杉山:レコーディング、今までで一番ってくらい時間かかったよね。麻貴ちゃんも熱くて、「今の歌い方は全然気持ちが乗ってない! 1時間休憩してきて!」みたいな、ドラマのセリフのようなことを言われたりして(笑)。振付も麻貴ちゃんが確認してくれて、3回くらい変更があったんですけど、完成したものを見たらすごく良くなったと思います。

ーー「福田さんからみた「つぼみ大革命」とは?」という質問に対しては、「団体芸を極めたエンターテイナー」とも評されています。

杉山:ありがたいです。アイドルって普通は、歌とダンスをどのくらい合わせられるかだと思うんですけど、つぼみの場合はコントもやるので。一体感とか、場の空気を読む力は、年々強くなっていると思います。

恵梨華:「グループの中で自分が一番目立ちたい!」っていうアイドルの方も多いと思うんですけど、つぼみの場合は「つぼみ大革命が美味しく見える」ことが最優先なんですよ。「今ここで、この子が前に出たらウケる!」みたいなときは、みんなで目配せしてその子を前に出したり。

岡本:自分たちでも不思議なんですけど、それが阿吽の呼吸でできるようになりました(笑)。

ーー素晴らしいです! では、グループアイドルによく言われる「センター争い」や「特典会の人気順」などは、そんなに気にせず?

杉山:一応、気にはしますけど、それより大事なのはコントでウケるかどうか。コントって、単純に主役やセリフ量が多い人が美味しいわけじゃないんですよ。一見セリフがたくさんあっても、よく見たらほとんど説明セリフで、他の子が一瞬の出番で一番笑い取ったりもする。

岡本:そういう役割の子は、みんな「いいなぁ、美味しいな」って思ってるはず。つぼみが唯一ピリつくのは、コントの台本が届いた時かもしれませんね(笑)。