声優 石田彰、渚カヲルなど重要キャラ担う魅力とは 表現の説得力や器用さに注目

 そして、石田のイメージを変えたキャラクターとしてもう1人触れておきたいのが、『銀魂』の桂小太郎だ。一見、端正でまじめな人物なのだが、理解不能な行動をとる電波キャラでもあり、ギャグ要因の多い『銀魂』の中でも有数のボケ担当キャラだ。そんな桂を石田が演じるというのは意外性があるが、ギャグパートの振り切った演技と、そこからのシリアスシーンでしっかり決めてみせる振れ幅は見事と言わざるを得ない。『銀魂』もまた、アニメが15年続いた長寿作品で、石田は初期から登場し続けている。

 そして、3作の劇場版(『鬼滅の刃 無限列車編』『銀魂 THE FINAL』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』)は、多少公開開始時期はずれているものの、同時期に劇場で上映されることとなった。上映中の人気作いずれにのどれもにメインキャストで参加しているというのはなかなかないケース。いかに長い間、石田彰という声優が、アニメーションの中で重要な立ち位置を担い続けてきたことがわかるトピックだ。

 長いキャリアを持つにもかかわらず、石田が新しいキャラクターを演じるたびに「こんな役もできたのか」とうなってしまう。次々新しい才能が生まれ続ける声優シーンにおいて、「やっぱり石田彰でしょ!」と思えるキャラクターが、この先も生まれ続けてくれることを楽しみにしたい。

※1:https://news.livedoor.com/article/detail/19049208/

■満島エリオ
ライター。 音楽を中心に漫画、アニメ、小説等のエンタメ系記事を執筆。rockinon.comなどに寄稿。Twitter(@erio0129)

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