手嶌葵、『天国と地獄 ~サイコな2人~』主題歌「ただいま」はドラマの進行を考察する鍵に? 今後の“聴こえ方の変化”にも注目

手嶌葵、『天国と地獄 ~サイコな2人~』主題歌「ただいま」はドラマの進行を考察する鍵に? 今後の“聴こえ方の変化”にも注目

 また本作には、かねてより手嶌ファンを公言しているシンガーソングライター岡崎体育が提供した楽曲「星明かりのトロイメライ」も収録。「トロイメライ」といえば、おそらくクラシック好きならロベルト・シューマンの代表曲を連想すると思うが、「星明かりのトロイメライ」の曲調もどこか「トロイメライ」に通じるものがあるのは確かだ。「ただいま」同様、ピアノとストリングスを基調としたノスタルジックかつ幻想的なバラード曲で、〈クッキーの缶には宝物 ビー玉は陽の光吸いこんで〉や〈屋根を弾く雨の音に愁いと微睡みを溶かして〉など、色彩鮮やかな映像が脳裏に浮かぶ歌詞の世界も魅力的である。

 なお、手嶌がドラマの主題歌を手がけたのは、本シングルにもライブバージョンとして収録された、2016年放送のドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の主題歌「明日への手紙」以来5年ぶり。この2曲が同じシングルに収録されているのは、実に感慨深いものがある。

■黒田隆憲
ライター、カメラマン、DJ。90年代後半にロックバンドCOKEBERRYでメジャー・デビュー。山下達郎の『サンデー・ソングブック』で紹介され話題に。ライターとしては、スタジオワークの経験を活かし、楽器や機材に精通した文章に定評がある。2013年には、世界で唯一の「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン公認カメラマン」として世界各地で撮影をおこなった。主な共著に『シューゲイザー・ディスクガイド』『ビートルズの遺伝子ディスクガイド』、著著に『プライベート・スタジオ作曲術』『マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて』『メロディがひらめくとき』など。ブログFacebookTwitter

■リリース情報
『ただいま』
発売:2021年2月24日(水)
価格:¥1,200(税抜)
1. ただいま(TBS日曜劇場 『天国と地獄 ~サイコな2人~』主題歌)
作詞:いしわたり淳治 作曲・編曲:村松崇継
2. 星明かりのトロイメライ
作詞・作曲:岡崎体育 編曲:兼松衆
3. 明日への手紙 (Live at Fukuoka International Congress Center on February 24, 2020)
作詞・作曲:池田綾子 編曲:真藤敬利

配信情報
・2月3日(水)より、「ただいま」単曲、主要定額音楽ストリーミング配信(サブスクリプション)サービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて一斉配信スタート
・2月24日(水)より、シングル『ただいま』収録曲「星明りのトライメロイ」「明日への手紙 (Live at Fukuoka International Congress Center on February 24, 2020)」、主要定額音楽ストリーミング配信(サブスクリプション)サービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて一斉配信スタート

手嶌 葵 ビクターエンタテインメントオフィシャルサイト

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる