[Alexandros] 川上洋平、ドラマ『ウチカレ』出演に反響 北川悦吏子からのラブコールに応える芝居で活躍の場広げる

川上洋平、ドラマ『ウチカレ』出演に反響

 連続ドラマ初出演にしてレギュラー出演となった[Alexandros]川上洋平の芝居に称賛の声が集まっている。現在放送中のドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)は恋愛小説家の母と、恋愛に興味のない娘を中心に描かれるラブコメディだ。母娘の絆、それぞれの登場人物の織りなす恋模様が魅力の作品であり、川上は菅野美穂演じる恋愛小説家の母(水無瀬碧)を担当する編集者・橘漱石を演じている。[Alexandros]としてデビュー10周年を迎え、一層活躍の場を増やす川上にとってこのドラマ出演は新たな一歩となる。

 ミュージシャンが俳優として活動することは今や珍しいことではない。昨今では映画、ドラマで引っ張りだこの星野源を筆頭に、在日ファンクの浜野謙太や及川光博などの活躍が際立っている。RADWIMPSの野田洋次郎は朝ドラ『エール』(NHK総合)で主人公の作曲家仲間という重要な役を演じたが、音楽に精通した役柄という点において野田の才能は芝居でもプラスに作用した。そうした中で、映画に造詣が深く語学も堪能な川上の俳優デビュー、それも編集者役に抜擢されたというのは決して驚くべきことではない。多才な川上が俳優として重宝されるであろうことは容易に想像ができる。

 川上が本作出演に至った経緯は、脚本家の北川悦吏子が映画監督の岩井俊二からの紹介で目をつけたから、というのは北川本人がファンからの質問にSNS上で答える形で明かされている。さらに川上は出演者発表のコメントで「北川悦吏子さんからお手紙をいただきまして。その手紙が本当に素敵で、思わず訪れたことのない場所へと旅したくなりました」(参照:ドラマ公式サイト)と話しており、北川からの“実質的ラブレター”によって出演が実現することとなったようだ。加えてこの漱石という役はあてがき(映画やドラマの脚本で、役を演じる俳優を決めた状態で脚本を書くこと)で作り上げているというのだから、まさに川上のために練り上げられた役と言っても過言ではない。過去の芝居経験は、2017年に主題歌を務めた映画『きょうのキラ君』へのカメオ出演、北川悦吏子に川上を紹介した岩井俊二監督と[Alexandros]のコラボレーションによるショートムービー『夢で会えても』のみ。レギュラー出演となる本作が本格的な俳優デビューとなる川上だが、北川からの“ラブコール”に応えるように魅力的な芝居を披露している。さらには本作で主題歌を務める家入レオの「空と青」で作曲も担当し、同楽曲の作詞を担当する北川とがっちりとタッグを組んで作品を盛り上げる。

家入レオ - 「空と青」(Full Ver.)

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