Kis-My-Ft2、ファンとの繋がりを確かめた無観客配信ライブが蘇るーーユニット曲も収めた映像作品で描かれる、キスマイとの未来

Kis-My-Ft2、ファンとの繋がりを確かめた無観客配信ライブが蘇るーーユニット曲も収めた映像作品で描かれる、キスマイとの未来

 2020年10月3日、4日に開催されたKis-My-Ft2初の生配信ライブ『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2020 To-y2』。4日のライブの模様と、未公開のユニット曲を収録したDVD&Blu-rayが、1月20日にリリースされた。

 本作には、配信時とは異なるカット割りや別アングルからのショットも含まれ、改めて映像・演出の美しさに息を呑む。客席に張り巡らされたライトは、無観客であることを忘れてしまうほど鮮明で、ファンの想いを乗せるかのごとく煌めく。その光景は、メンバーが何度も伝えた「確かに繋がっていたこと」を、決して“無”観客ではなかったことを実感させる。

 ご承知のとおり、本公演は東京ドーム史上初の無観客配信ライブとして、キスマイがまたひとつ、歴史に名を刻んだステージだ。その内容を踏まえ、今年10周年を迎えるキスマイのこれからに期待を寄せる。

※以下、ライブDVD&Blu-ray収録のネタバレを含みます

“Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2020 To-y2” Digest Movie

 臨場感のある粋な演出からスタートする本作。“ライブ”と離れて久しい私たちだが、響き渡る「キスマイGO」の声援は、すっかり身体に染みついた開演前独特の緊張と高揚を呼び覚ます。

 オープニングを飾る「Cannonball」から「PICK IT UP ~ Luv Sick ~ Gravity」までの流れは“キスマイライブらしい”、「そう、これこれ!」と声をあげたくなるようなセットリストだ。

 個性がありつつも息の合ったダンス。多様な楽曲を表現する歌唱スキル。クールな表情を見せる攻めたナンバーとアイドル性との振り幅。ダンスと映像効果を巧みにコラボさせた「Dancing Star」では、2012年『Kis-My-MiNT Tour』からの成長も見せた。

 「Rainy Days」から3曲続くミディアムナンバーは、楽曲の世界観に合わせた演出が味わい深い。年齢を重ねた今だからこその表現で聴かせる。そうして胸いっぱいの余韻を、清々しいほどに吹き飛ばす「MAHARAJA」。こうした“ずるさ”もまた、キスマイがファンの心を掴んで離さない所以なのだろう。

 配信時に披露されなかったものの、本作には最新アルバム『To-y2』から4曲のユニットパフォーマンスが収録されている。収録だからこそ実現可能な演出や、凝った映像も見どころだ。

 宮田俊哉&玉森裕太による「運命」は、宮玉3部作のラストを飾る楽曲。過去2作の映像、話題作『BE LOVE』(dTV)のストーリーにリンクさせ、声色や表情まで演じるステージングは、ラストのワンシーンまで目が離せない。

 『プレバト!!』(TBS系)の俳句“名人”コンビ、横尾渉&千賀健永は、師の激励を受けステージへ。楽曲、歌詞、映像すべてが美しい「王国の蝶」の世界において、2人の所作もまた美しい。斬新なパフォーマンスにも驚かされる、華のある曲だ。

 北山宏光&藤ヶ谷太輔による「バクテリア」は、気のせいだろうか、ファンの歓声と悲鳴が聞こえた気がした。何度もタッグを組んでいるコンビながら、決して“安定”に落ち着かず、またも新たな表現を見せる。

Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2020 To-y2 / ユニット曲ダイジェスト

 オフショットでの小競り合いがおなじみの、玉森裕太&二階堂高嗣による「# NO!NO!」。ステージをユニークに使い、ローラースケートで颯爽と花道をゆく「Type“B”」コンビ。長い手足を活かした軽やかなダンスに心が弾む。

 こうした多彩なユニット曲を楽しめるのも、個性豊かな“7人”だからこその強みだ。

 「Brand New World」から続く、アルバムリード曲メドレー。これらの楽曲とともに歩んできたファンも、過去を遡って追いかけたファンも、“今”ここで皆、同じ場所に辿り着いた。ここからはキスマイと“未来”をゆく。まだまだ道は続いてゆくと、確かめるような時間だった。

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