稲垣吾郎&草なぎ剛&香取慎吾、森且行選手と交わした新たな約束 中居正広からのメッセージも伝えられた『ななにー 元旦SP』
「6人のSMAPをもう一度見たい」
では、6人だったころのSMAPとはどんな雰囲気だったのか。それは、今の彼らが発する堂々たるオーラとはまた異なる、血気盛んな少年たち。地方公演のコンサートが終わった後も、ホテルを抜け出して遊びに行ったり、外出を禁じられたら部屋でプロレスを繰り広げて怪我をしてしまったり。街で怖いお兄さんに移動車を傷つけられたら、勇んで飛び出していく(ちなみに稲垣は車内で待機)。
SMAPの年長者である中居正広と木村を、ヤンキーとチーマーとイジっていたことを思い出せば、そのヤンチャぶりは納得だ。そこに、男気あふれる森選手が加わっていたと考えると、5人時代よりも一層エネルギッシュなグループだったはずだ。
6人だったSMAP時代に『夢がMORI MORI』(フジテレビ系)で共演していた森口博子、森脇健児(リモート参加)が登場すると、さらに思い出話に花が咲く。森脇は「正月だから1個だけ……森くんを入れてもう1回、6人のSMAP見たいわ」と言うと、森口も「見たい!」と笑顔に。きっと多くのNAKAMAも同じような表情を浮かべていたに違いない。国民的アイドルグループとして担ってきた様々な重責を脱ぎ、少年の心を失わないヤンチャな6人のSMAPをいつか……。そんな夢を見ることができた。
「SNSはやらないの?」という香取の問いに、ナチュラルに「中居くんと同じくらいアナログだから」と答え、草なぎの結婚に「おめでとう」とサラッと伝えるのも、森選手だからできる振る舞い。そして、『SMAP×SMAP』の5人旅を観て「羨ましかった」と言い、「まずは4人で旅に行きたい」という目標が語られた。
「ホンネトーク」コーナーに出演したロンドンブーツ1号2号の田村淳からも、中居が「あの3人と会ってる? 何かあったらよろしくね」と伝えられたという話も飛び出す。確かに変わっている時代の風向きに、チャンスは必ずやってくる。田村が「『ななにー』もそろそろ変わらなくちゃ」と言っているように、何か新しい風がまた吹きそうな予感だ。
今すぐに6人で集まることは難しいかもしれない。森選手の夢が叶うまでも、これだけ長い時間がかかったのだから。しかし、諦めなければ夢はきっといつか叶う、という希望はときに生きる力になる。2021年、新たな1年の始まりに『ななにー』が見せてくれた初夢だ。