DEEP SQUAD メンバー分析【入門編】Vol.1:TAKA
DEEP SQUAD TAKA、感受性豊かで包容力に満ち溢れたボーカル “6人の深い絆”を体現する、仲間思いで頼れるリーダー
そして2019年、10周年を迎えたDEEPは、新たなメンバーを求めて『DEEP VOCALIST AUDITION』を開催。約12000人の中から選出された宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹をメンバーに迎え、ボーカリストによるエンタテインメント集団・DEEP SQUADを結成。2020年7月22日、シングル『Get With You』でメジャーデビューした。
コーラスグループというと、主旋律を歌うメインボーカルと副旋律を歌うバッキングボーカルに分かれているイメージが強いが、DEEP SQUADは全員がメインボーカル。1曲の中で主旋律を歌う人が次々に切り替わり、各メンバーの歌声をたっぷり堪能できるところが魅力だ。その中でTAKAは、温かく包容力のある歌声と、滑らかな歌い回しが特徴。と同時に、KEISEIから「声も博多っ子っぽい、硬派な野太い感じですね」(引用:livedoor NEWS)と紹介されているように、ライブでは、その場の空気を感じながら力強く歌い上げる姿も印象的だ。顔で歌っていると言っても過言ではないほど表情豊かに歌い、そのまま感情が歌声に乗っている。感受性豊かなボーカリストと言えるだろう。また、「会いたい...」や「Superstar」(作曲はメンバー全員)などでは作詞もしており、切ない歌詞を書くことが多いそう。「切ない曲、片思いの曲でも、聴いてくれた人達が共感して、勇気に変えていってもらえたらいいなと。切ないけど前向きな思いは伝えたいです」(引用:Fanplus Music)と語っている。2019年からは、2AMのチャンミン&ソンモと共に250(TWO-FIFTY)としても活動中だ。
リーダーとしてまとめ役を担うことも多いTAKAは、根っからのリーダー気質。専門学校の後輩で、グループ結成前から交流があったKEISEIも「ロジカルに物事を考えられる人ですね。人と人の気持ちや、置かれている環境もしっかり把握していてやっぱりリーダーだなって」(引用:ザテレビジョン)と語る。さらに、「自分のルーツを大切にしていて、仕事じゃないときは絶対に標準語を使わない(笑)」(引用:livedoor NEWS)というほど、地元愛・家族愛が強い一面も。
日頃から人と人との繋がりを大事にしているからこそ、それがグループとして歌う時にも大いに活かされているのだろう。メンバーにとって家族のような存在だというファン、そして6人の“深い絆”の中心には、TAKAの誰よりも深い愛がある。
■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38