三阪咲、二度目の無観客配信ライブで届けたエネルギッシュさ 来年の活躍をファンに約束するような歌唱に

 一歩、また一歩と踏みしめて歩く、そんなSEから三阪の背後に映し出されたのはサッカーピッチで汗を流す高校生の姿。昨年の『第98回全国高校サッカー選手権大会』の応援歌として同大会の感動的な瞬間を支えた「繋げ!」だ。苦楽を共にし、切磋琢磨を繰り返す仲間。日常を支える身近な人への感謝。些細な日々の愛しさ。そんな普遍的なメッセージが詰め込まれたこの曲は、青春を経験してきたすべてのリスナーの心に突き刺さる1曲だ。ターニングポイントとなったこの曲を、三阪は一層丁寧に歌いあげた。そして同大会の「みんなのアンセム」となった「We are on your side」ではファンファーレが鳴り響き、〈何度でも 何度でも 立ち上がれ〉とオーディエンスの背中を強く強く押してみせた。

 この1年間を振り返り、「あっという間に感じることもあれば、長く感じることもあった」と語る三阪。2nd EP制作時のエピソードを話すと、そのEPから「Continue...??」を演奏。ゲームと現実を織り交ぜた歌詞と、そんなゲームの世界から飛び出してきたような効果音がユーモラスな世界を創り出した。

 本編最後は「Say Good Night」。まるでこの夜の終わりを惜しむかのように歌い切ると、ステージを後にした。

 オーディエンスの思いに応えるべく、アンコールで再度ステージに登場した三阪。甘酸っぱさとトキメキがあふれる「私を好きになってくれませんか」をあざやかに披露してみせた。

 最後に今年の思い出を話そう、と自身が主題歌を務めた恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』(ABEMA)やミュージックビデオについて和気あいあいと語ると、ラストは「今だけは好きなものを好きでいたい」をパワフルに、一片の悔いも残さないように歌い切った。

 「これからどんどんこの感謝の気持ちを返せるようにまだまだまだまだ頑張ります! 絶対また会いましょう!!」という挨拶でライブを締めくくった三阪。来年はきっと、その持ち前のキュートでエネルギッシュな頑張りをもって今年以上に活躍の場を広げることだろう。

■配信情報
『RAISE YOU UP!Live Streaming 2020 in Winter』
<アーカイブ配信中>
〜12月25日(金)23時59分まで
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