Snow Manは「Real Face」、SixTONESは「D.D.」を披露 ジャニーズメドレーで発揮したパフォーマンススキル
SixTONES「D.D.」
SixTONESは、「女性が選ぶ!今聴きたいジャニーズソング」に出演。今年1月に同時デビューを果たしたSnow Manの「D.D.」を披露した。
「Telephone」の衣装で登場したSixTONES。イントロでは、まるで嵐の前の静けさのように、2手に分れたメンバーがゆっくりと交差。ジェシーの〈The time has come〉からスタート。前後を入れ替わるようにして京本大我が登場し、低めのフェイクを響かせた。
ジェシーがひらりとロングジャケットをなびかせると、松村北斗へとスイッチ。〈イイネ!〉で一瞬だけ表情をほぐした。斜めのアングルから髙地優吾、京本、森本慎太郎、その奥には田中樹という配置で、4人はキレのあるダンスを披露。すると、ジェシーの後ろからくるりと回って登場した田中は、英語詞のソロパートを披露した。京本のパートを聴かせるべくダンスを控えると、続いて森本をメインにしたダンスパートが。ラストはジェシーを先頭にした縦のフォーメーション。ジェシーが曲に合わせて掌をゆっくりと丸めて拳にして終えた。
今回の楽曲に限ったことではないが、SixTONESは、オリジナルの世界観を踏襲しつつも、必ず彼らの世界観をくぐらせたパフォーマンスをみせる。また、今回は巧みなフォーメーションが光っていた。デビュー曲以降、歌で勝負をしてきたが、“踊れる”グループであることを証明したステージだったのではないか。
通称“ギャングスーツ”と呼ばれる衣装で挑んだSixTONES。聴かせる、魅せるのメリハリをつけた演出にストーリー性があり、ダンスを止めた“静”の時に放つ存在感もまた彼らの武器の一つだろう。メドレーの中盤、わずか数分のパフォーマンスだが、6人の存在感とこのステージにかける熱量、気迫が伝わってきた。
デビュー1年目の、いわゆる新人アーティストに分類されるが、2組のスキルの高さ、個性がくっきりと出ていて、メドレーとはいえ、視聴者の印象に残ったのではないだろうか。二組が目指すは世界。今後の活躍がさらに楽しみになるステージだった。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。