日向坂46 齊藤京子、高い表現力と天然性を兼ね備えた魅力 1stソロ写真集『とっておきの恋人』を機に考察
日向坂46 齊藤京子の1stソロ写真集『とっておきの恋人』が2021年1月19日に発売される。写真集発売のお知らせと共に公開された先行カットでは、斎藤が“熊きょんこ”となり、見事なアザトカワイイ表情を浮かべているが、今回はそんな彼女が持つ表現力に注目してみたい。
齊藤は日向坂46の前身グループ・けやき坂46の1期生として2016年5月にグループに加入。歌唱力が高いことで知られ、これまで日向坂46が発表した全シングル表題曲でフロントポジションを務めてきた中心メンバーだ。先日発売された1stアルバム『ひなたざか』のリード曲「アザトカワイイ」のMVでも絶妙に“あざとい”表情を浮かべてきょんこいず(齊藤ファンの呼称)を喜ばせた。
その表情の豊かさは女性ファッション誌『ar』のレギュラーモデルに抜擢された昨年からより磨かれているように感じる。元々キュートなルックスの齊藤が、撮影をこなすことで“クールさ”だったり“アンニュイさ”だったりを、カメラマンに求められることで表現として身につけていったのではないだろうか。
グループのメンバー全員が出演したドラマ『DASADA』(日本テレビ)での小笠原真琴役もはまり役だった。バレーボール部部長で仲間思い、コツコツ努力することが好きな性格の真琴は、暑苦しく一生懸命な姿が周囲から“ダサい存在”だと思われているが、周りの目は気にせず自分を持ち続けるという存在……そんな力強いキャラクターの雰囲気を齊藤は、表情一つで十分に表現していたように思う。
バラエティにおいても表情一つで笑いを生み出すスキルがある。全力ぶりっ子した時の表情、東村芽依に対するデレデレとした顔、おバカコメントを発した時のとぼけた姿などどれも味わい深く、キュートさを感じることができる。渡邉美穂に向けた“阿修羅対応”でも、まるでスポ根ドラマに出てくるような熱いキャラクターに一瞬で切り替わり、表情と「見てんじゃねぇよ!」というパンチラインの合わせ技で、スタジオを爆笑させた。