DJ KAORI、大胆な選曲で聴かせるディズニー名曲ミックスCD 20年のキャリア光る“バラエティ豊かなビートと歌”に注目

DJ KAORI、大胆な選曲で聴かせるディズニー名曲ミックスCD 20年のキャリア光る“バラエティ豊かなビートと歌”に注目

 CDデビュー20周年を迎えたDJ KAORIが、11月4日に最新作となるDJミックスCD『DJ KAORI DISNEY MIX』をリリースした。

 本作は、ディズニー初となるDJによるノンストップミックスCDとなり、最新のディズニー映画オリジナル楽曲や英語・日本語楽曲、ダンスアレンジされた楽曲など、数あるディズニーの名曲の中からDJ KAORIがセレクトしたオールジャンル・ベストといえる作品になっている。

 DJミックスとしては、今回が初収録でこの盤のために制作されたDJ KAORIによる 「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに(エンドソング)[DJ KAORI Remix]」や、「レット・イット・ゴー(ペーパーチェイサー・クラブ・リミックス)」といった『アナと雪の女王』関連曲のほか、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『白雪姫』『アラジン』曲のバンギンなEDMアレンジで構成されているのが本作序盤における特徴だ。

 序盤、特に1曲目はアゲすぎないというのがDJミックスのセオリーだが、本作ではとにかく1曲目から多幸感全開で突き進む。この選曲と構成には1曲目からリスナーの注目を集めるためにインパクトのある曲を持ってきたいという意図に加えて、そのままミックスに没入させるためにあえて、前半をアッパーな選曲で固めたような印象を受ける。こういった選曲方法は一見邪道とも思えるが、そこはキャリア20年を誇るDJ KAORI。並のDJにはできない大胆な選曲である。

 そんなアゲアゲな展開で突き進む前半のハイライトは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』でおなじみの「彼こそが海賊」のトランシーなアレンジ曲。原曲の勇壮なメロディを活かしたバンギンなアレンジが気持ちを高めてくれる。

 また、中盤では『ダンボ』『ムーラン』関連曲が、美麗エレクトロハウス、哀愁漂うディープハウスにアレンジされた曲がつながれるが、ここで注目したいのは”エレクトリカルパレード”を2000年代エレクトロハウス感満載にアレンジした大沢伸一による「メインストリート・エレクトリカルパレード」だ。同曲は世界的なエレクトロブームの真っ只中にあった2009年の『House★Disney』収録曲で、同時期の大沢伸一によるDigitalism「Pogo」やDÉ DÉ MOUSE「light night dance」のリミックスにも通じる、エモなエレクトロハウス。マイナー調のメロディによる泣きのフレーズもさることながら、ドラムのフィルインによるビートのおかずも秀逸で、そのリズムの遊びがDJミックス的にも程よいアクセントになっている。

Shinichi Osawa – DCONSTRUCTED – Main Street Electrical Parade (Shinichi Osawa Mix)

 加えて、中盤ではアッパーな四つ打ち中心だった前半とは異なり、バラエティに富んだ選曲が行われていることにも注目したい。SUPER☆GiRLSの前島亜美をボーカルに迎えたヒャダインによる「小さな世界」カバーはダブステップを取り入れた四つ打ち、May J.が歌う「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(エンドソング)」のリミックスはフューチャーベース、ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を祝う楽曲「イッツ・ア・グッド・タイム」はトラップのスネアロールも取り入れたエレクトロスウィング、Little Glee Monsterによる「君のようになりたい」はスウィンギンなジャズというように、イーブンビート以外のビートパターンが選曲されているのもオールジャンルミックスならではのものだ。

【日本オリジナル】これからもミッキーと一緒に/♪It’s A Good Time

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