Snow Man、1stライブ『Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』から感じた底知れぬ可能性 観客を驚かせたステージ演出とは

 10月22日から25日にかけ、計9公演を配信した『Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』。10月7日に発売された2ndシングルが好発進する中、勢いに乗ったまま突入したライブということもあり多くのファンが配信日を心待ちにしていた。ライブの内容を振り返りつつ、ライブで見えた彼らの魅力や今後の可能性などについて考察したい。

Snow Man
Snow Man

 深紅に白抜きでツアータイトルが描かれた巨大な幕が落ちると、メンバーの乗る回転式の半円形のセットが姿を現し、ライブがスタート。1曲目の「Make It Hot」から画面越しにファンを煽るシルバーの衣装に身を包んだメンバーの姿が眩しい。「Cry out」ではセンターステージで、宮舘涼太のセクシーなパフォーマンスに、渡辺翔太が艶かしいボーカルをシンクロさせる。ラウールは恵まれたスタイルとダンススキルを存分に生かしカメラアピール。「派手に騒ごうぜ!」と佐久間大介が煽り、ファンからも人気の高い「Party! Party! Party!」へ。

 ここでまず度肝を抜かれたのは、会場中央のセンターステージ、後方のバックステージを繋ぐ、いわゆる“縦花”(縦の花道)が9つに分割されたムービングステージになったこと。こんな迫力ある縦花は今まで見たことがなく衝撃だった。「紹介RAP~We are Snow Man〜」では、渡辺翔太、目黒蓮、佐久間大介、宮舘涼太、向井康二、阿部亮平、ラウール、深澤辰哉、岩本照の順でアピール。会場全体は白い照明で包まれる中デビュー曲「D.D.」で疾走感を増す。メンバーの挨拶の後に披露されたのは『滝沢歌舞伎ZERO』で披露された「ひらりと桜」。『滝沢歌舞伎』の舞台を彷彿とさせるような満開の桜の大木をバックに舞い散る花吹雪と共に堂々とパフォーマンスした。特殊効果でダイナミックに「Boogie Woogie Baby」を魅せた後は、深澤が客席を煽りながら「Acrobatic」がスタート。メンバーは「S」の文字を冠したポール付の9個のミニムービングステージでアリーナ外周を巡った後、“めめラウ”(目黒、ラウール)、“だてこじ”(宮舘、向井)、“あべなべ”(阿部、渡辺)、“いわだて”(岩本、宮舘)などファンが喜ぶ2ショットをおしげもなく披露し、冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(Paravi)のテーマソング「ナミダの海を越えて行け」に突入。

 また「Snow World」では公式ペンライトを手にファンサービス、カメラアピールタイムも。配信を見ながら一緒に踊り盛り上がったファンも多いのではないだろうか。

 再びド派手な特殊効果の炎の中、渡辺の伸びやかな歌声が印象的な「Stories」へ。ここまで1stライブにも関わらず、どれもYouTubeの公式チャンネルで発信されている馴染みのある曲が中心のセットリストであることに気づく。今回の配信が初めてのライブというファンも置いていくことなく、昔から応援しているファンと同じように楽しめる構成だ。

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