『第71回NHK紅白歌合戦』総合司会に内村光良 紅組司会は二階堂ふみ、白組司会は大泉 洋
『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の司会者、ならびに番組テーマが決定した。
総合司会は内村光良と桑子真帆アナウンサー、紅組司会は二階堂ふみ、白組司会は大泉 洋が務める。内村が『紅白』の総合司会を担当するのは、68回、69回に引き続き3回目となる。
番組のテーマは「今こそ歌おう みんなでエール」。今年は、日本中の視聴者に歌でエールを送りたいという思いを込めて『紅白歌合戦』を作り上げたいとのこと。NHKでは7月からウィズコロナ・プロジェクト「みんなでエール」をスタートし、日本赤十字社や中央共同募金会へのチャリティーを通じてコロナと向き合い頑張っている人々を支援してきた。多くのライブやフェスが中止・延期になり、新しい生活様式で過ごす中、今こそアーティストたちの思いのこもった歌でみんなにエールを送りたい、コロナによって傷つき疲れ切っている人々の心を癒し、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えて欲しいという思いがこめられている。
なお、これまでの紅白対戦成績は、昨年の白組勝利で、紅31勝・白39勝。
司会者の起用理由
2020年という年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される特別な年・・・のはずでした。 しかし、世界中に新型コロナウィルスの感染が拡大し、たくさんのイベントが中止、延期を余儀なくされ オリンピック・パラリンピックも延期となりました。今もなお続く脅威の中、人々は懸命にこの苦境を乗り 越えようとしています。
「今こそ歌おう みんなでエール」、私たちは、そんな年に放送する第71回紅白にふさわしいテーマを選び、 そしてそのテーマをリードしてくれる方々に司会をお願いすることにしました。
内村光良さんの総合司会は、4年連続になりました。
ここまでの実績はもちろんですが、8月に放送した「ライブ・エール」でも司会をお願いし、コロナで苦しむ 世情に大きなエールを送ってくださいました。歌手の方々や歌を大切に紹介するだけでなく、自らもピアノ演奏 で懸命な姿を見せてくださり、多くの視聴者に感動を与えました。
紅白では、全国のみなさんに今年一番大きなエールを送りたいと願っています。そのために最もふさわしい 総合司会が内村さんだと確信しています。
紅組の司会を担当する二階堂ふみさんは、初めての紅白出演で、初めての司会です。
連続テレビ小説「エール」のヒロインとしてお茶の間のみなさんに愛され、今年最も注目を浴びた女優のおひ とりです。そのほかにも数多くの映画・ドラマ・CM などに出演されていますが、文筆活動や写真家としても活動 され、多彩な才能を発揮されています。加えて「エール」では素晴らしい歌唱力も見せていらっしゃいます。
紅組のリーダーとしてヒロイン・音(おと)さながらの力強いエールを送ってくださることと思います。
一方、白組の司会は、いまや人気、実力ともに日本を代表する俳優の大泉洋さんです。
紅白では初めての司会ですが、巧みな話術に、抜群のユーモアのセンスは、みなさんもご承知の通り。
毎週土曜、総合テレビで放送中の音楽番組「SONGS」では、「責任者」という役柄のホストをお任せして いますので、紅白では、白組の「責任者」のつもりでいただけたら、白組にとって最強の“エール”となるでしょう。
そして「おはよう日本」の桑子真帆アナウンサーが、内村さんとともに総合司会として進行を務めます。 内村さんとは紅白で3度目、8月の「ライブ・エール」でもご一緒して、コンビネーションはバッチリです。
今年の紅白は、初めて無観客という形で放送します。いろいろな意味で初めてのスタイルの紅白になるかもし れません。こんな年だからこそ、歌の力が必要です、そして、こんな年だからこそ、紅白が必要なんだ、と言って もらいたい、私たち制作陣の思いは、内村光良さん、二階堂ふみさん、大泉洋さん、そして桑子真帆アナウンサー の 4 人の司会陣が番組を通して伝えていただけると信じています。どうぞご期待ください。
第71回NHK紅白歌合戦 実施本部長 二谷 裕真 (NHK制作局 第5制作ユニット<音楽・芸能> ジャンル長)
■番組情報
『第71回 NHK紅白歌合戦』
NHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1
12月31日(木)19:30〜23:45 ※中断ニュースあり