BALLISTIK BOYZ 日髙竜太、澄んだ歌声とパワフルなダンスの“ギャップ”が魅力 頼れる最年長としてのまとめ役も

バリボ日髙竜太、歌声とダンスの“ギャップ”

 そんな彼のキャラクターを一言で表すならば、BALLISTIK BOYZのバランサー。他のグループとは違い、BALLISTIK BOYZにはリーダーがいないが、個性豊かなメンバー達を一歩引いて見守りながら、彼らの魅力を引き出し、いざという時にまとめる役割を担っている。グループを結成する前から、『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4』の時にライバルである吉野北人(現THE RAMPAGE)にダンスを教えたり、『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5』で年の近い加納に自ら話しかけていたというエピソードがあり、もともと社交的で面倒見の良い性格のようだ。とはいえ、年上組(日髙竜太、加納嘉将)と年下組(松井利樹、海沼流星、深堀未来、砂田将宏、奥田力也)の間に年齢の壁は一切ないようで、年下のメンバーと一緒にふざける姿も。「常に周りから頼られてたくさんの人が集まるような、いい意味で少年の心を忘れない、ユーモアのある人はカッコいいと思うので、自分もそうなりたい」(引用:HIGHFLYERS)と語っている通り、気さくな最年長の存在が7人の距離を縮めている。

 挫折を経て手にしたアーティストの夢だからこそ、長く芸能活動をしていくために「歌やダンスを磨くのはもちろん、自分の趣味や好きなものを増やすことを意識しています」(引用:VOGUE GIRL)と語る日髙竜太。太陽のようなビッグスマイルやバラード歌唱時に見せる真剣な眼差し、振り切った変顔……と変幻自在の表情にも定評のある彼だが、アーティストとしても、これまでにインプットしたことを活かして多分野で活躍する姿を見せてくれるだろう。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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