OWV 中川勝就、端正な顔立ちと力強いラップのギャップで魅了 “プデュ”脱落後もファンの心を掴み続けた背景

 しかしながら、ファンの願いも叶わず初回脱落メンバーになってしまった中川。ビジュアル面・安定したラップとチャームポイントがはっきりしていた彼の脱落は予想外で、多くのファンからの惜しむ声が聞こえた。

 落ち込む国民プロデューサー達を元気付けたのは中川本人の存在だった。TwitterやInstagramでの写真やコメントなどの投稿で近況を報告し、その姿で多くのファンに自分の存在をアピールした。番組終了後もそうしたSNSでファンとの関わりを持つことで元気を与え続け、さらにそんな彼の行動がファンの気持ちを掴んで離さなかった。

 その甲斐あってか『PRODUCE 101 JAPAN』を見始めた人やYouTubeの動画を見た人、そしてSNSの投稿から中川の存在を知った人など、番組終了後にもたくさんのファンを獲得していった。

 今やそうした多くのファンたちが彼のデビューを心待ちにしているのではないだろうか。

 彼のOWVとしてのデビュー決定は多くのファン、特に番組開始から応援しているファンにとって大きな吉報となっている。曲作り、服作りなどまだ隠れている彼の新たな素質にも注目できる。OWVの活動を通し、『PRODUCE 101 JAPAN』番組内では出し切れなかった中川の魅力が発見できることに期待したい。

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■フルヤトモコ
1999年生まれの大学生。韓国のカルチャーと洋楽、本、映画など。
東京藝術大学 音楽環境創造科在籍。

※記事初出時、一部情報に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

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