EXILE SHOKICHI×CrazyBoy本格始動、1stシングル『KING&KING』で両者が生み出すケミストリー
EXILE SHOKICHI(EXILE/EXILE THE SECOND)、CrazyBoyことELLY(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)によるユニットが本格始動。2020年10月7月に1stシングル『KING&KING』をリリースする。
本作のリリースに先がけて7月24日に最初の楽曲「FLY LIKE A DRAGON」のMVが公開された。作詞はEXILE SHOKICHIとCrazyBoyの共作。作曲のクレジットにLucas Valentine、Emyli、JAY'ED、EXILE SHOKICHI、CrazyBoyが名を連ねているこの曲は、トラップ以降の潮流を感じさせるトラックのなかで、CrazyBoyのシャープなラップ、EXILE SHOKICHIのソウルフルなボーカルが絡み合うヒップホップチューン。〈勝敗のないゲーム〉であるエンターテインメントの世界で戦う二人の姿を反映したリリック、激しいバトルシーンと攻撃的なダンスパフォーマンスを融合させたMVの映像を含め、両者が生み出すケミストリーの素晴らしさ、このユニットが持つ大きなポテンシャルを明確に示している。
まずは改めて、二人のキャリアを簡単に紹介したい。
EXILE/EXILE THE SECONDのメンバーとして活動しているEXILE SHOKICHIは、自ら企画書を持ち込み、VERBAL(m-flo)、SWAYをフィーチャーしたシングル「BACK TO THE FUTURE」で2014年にソロデビュー。カップリング曲の「THE ANTHEM」にはELLYが参加し、公式にはこれが両者の最初のコラボレーションとなった。ヒップホップ、R&B、EDMからロックまで幅広いルーツを持つEXILE SHOKICHIは、キャリアを重ねるにつれて作曲家、プロデューサーとしての手腕を発揮。ソロの楽曲はもちろん、EXILE、EXILE THE SECONDをはじめ、LDHのグループにも数多くの楽曲を提供し続けている。特にEXILE THE SECONDではシングル曲「Route66」「アカシア」「Top Down」などを手がけ、音楽的なリーダーとして存在感を示している。ボーカリストとクリエイターの両面を高いバランスで共存させている稀有なアーティストと言えるだろう。
一方、2010年にダンサーとして三代目 J SOUL BROTHERSに加入したCrazyBoy(ELLY)は、前述したEXILE SHOKICHIのソロ曲「THE ANTEM」に参加したことをきっかけにラッパーとしての活動をスタート。2017年にリリースした『NEOTOKYO EP』を皮切りに『NEOTOKYO』シリーズのEPを4作リリース。昨年11月にはシングル『DONNA?』を発表するなど、順調にキャリアを重ねている。“東京発”というイメージを持ち続けながら、海外のトレンドを上手く取り入れた楽曲は、コアなヒップホップリスナーの間でも評価を獲得。ディープな音楽性とフックのあるライン、そして、しなやかで力強い身体性と直結したラップこそが、アーティストとしての彼の武器だ。
CrazyBoy名義の「Lights Off(feat.EXILE SHOKICHI)」(アルバム『NEOTOKYO FOREVER』収録)でも共演するなど、交流を深めてきた両者。音楽的なルーツ、パフォーマンススタイルでも親和性が高い二人が満を持して始動させたのが、EXILE SHOKICHI×CrazyBoyというわけだ。