乃木坂46 田村真佑、矢久保美緒ら4期生がバラドルとして開花? 『ノギザカスキッツ』で見せる己の殻を破るチャレンジ精神
『ノギザカスキッツ』では、森田のアドリブやメンバーへの無茶振りが炸裂している場面が多々ある。その犠牲者の一人となったのが、泣き虫でネガティブキャラの矢久保美緒。FUWANちゃんとして、ポジティブでハッチャケキャラに変身するのだが、無理やりリミッターを解除させるように、テンションメーターがすぐ戻ってしまうのがユニークなポイントだ。乃木坂電視台ではアメに合うNo.1食材を探すコント仕立ての「ヤクボーキャンディランド」にて、メイドを従える姫を演じた。時には振り切りながらも、自身が好きな世界観の中で個性を発揮しつつある。
そんな矢久保と同じく乃木坂電視台で強烈な姿を見せたのが早川。秋元真夏、松村沙友理といった先輩メンバーを司会と研究家、同期の賀喜遥香を飼育員、田村を来園者に、早川はパンダのセイランとして登場。喋られないという設定のもと、賀喜のスパルタ教育を受けながら、愛くるしい着ぐるみを身に纏い、シュールな笑いを生んだ。『ノギザカスキッツ』では、まだ田村や矢久保のような主演コントはないものの、『EX大衆 2020年6月号』(双葉社)にて「バラエティの洗礼を受けたい」と意欲を語っていることもあり期待がかかる。
ほかにも、2代目FUWANちゃんとして矢久保からキャラを託されつつある遠藤、さらに毛利が乃木坂46合同会社代表の今野義雄から「逸材揃い」「食っちゃうかもしれませんよ」と言われたという新4期生も『ノギザカスキッツ』には今後登場する。バラエティ番組の中で本格的なコントに挑戦するのは、乃木坂46の先輩メンバーも経験はなし。『ノギザカスキッツ』を通して、新たな扉を開くメンバーが誕生するかもしれない。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter