嵐 松本潤、ジャニーズWEST 藤井流星も師事する演出家としての顔 後輩の育成でも手腕を発揮?

 日本のエンターテイメントのトップレベルと言われる嵐のライブパフォーマンス。その演出を手がけているのがメンバーの松本潤だ。自らも国民的アイドルとして多忙な日々を送りながら、ライブ制作に関しては一切の妥協を許さない。そのストイックな姿勢はライブのメイキング映像やドキュメンタリー番組でも見ることができる。今回は演出家としても注目されている松本の手がけたこれまでの嵐のコンサート演出を振り返りつつ、彼を師事するジャニーズWESTの藤井流星ら後輩との絆についても紹介していきたい。

松本潤、“一番弟子”ジャニーズWEST藤井流星との関係性

 6月19日深夜の『バズリズム02』(日本テレビ系)にジャニーズWESTが登場し、新曲「証拠」を披露した。その際、同番組内のトークコーナーでグループの年表を公開し、メンバーの藤井流星が松本に弟子入りしたことを明かした。メンバーの中でもライブの演出を手がける藤井は、嵐のライブ『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の名古屋公演に出向き、2日間松本にベタ付きして演出を学んだことを明かした。

 藤井によれば松本はライブ後に疲れていても、スタッフと翌日3時までミーティングしていたという。藤井は松本の「より良いライブにするためにという熱意に感銘を受けた」といい、自身もそれから半年の間に演出の勉強のためラスベガスに2回行ったと語った。メンバーの神山智洋は松本に師事してからの藤井について「出るアイデアの幅が広がった」、重岡大毅も「ライブの(演出を)決める会議でも前はしゃべる方ではなかったが、今では一番前で話す」と大きな変化があったことを明かした。また番組中にはサプライズで松本から藤井へのメッセージが披露される一幕も。「流星はWESTのために色々なことを吸収しようという意識がとても高い。都内のリハーサルだけでなく、わざわざ名古屋にまでライブを見に来てくれました。極め付けは僕が海外へライブを見に行くと話すと一緒に行っていいですか? と言い本当に来ました。観たい、勉強したいという後輩は他にもいますが、ここまで行動力のある後輩は流星がはじめて。驚いたし嬉しかったです。一緒にまた何かやれたらいいですね」と藤井を絶賛。これには藤井も相好を崩し、嬉しさを噛みしめていた。藤井によると同行したライブはエド・シーランで来日公演は2人ともスケジュールが合わず断念していたが、松本が海外の公演に行くと知って直談判して同行したようだ。

 松本のライブ演出のスキルに関しては、事務所内の先輩から学んだ、というよりは自身で他のアーティストのライブや海外のショービジネスの現場を見学したりしながら、独学で知識を深めていったという印象が強い。これは嵐の中で自身が「演出」というもうひとつの役割を見つけ、そのことで嵐をもう一回りも二回りも大きく成長させたいと思いからに他ならない。ジャニーズWESTがデビュー6周年を迎え、さらに飛躍するために試行錯誤をしている藤井に松本は当時の自分を重ね合わせ、懐かしく見ているのかもしれない。

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