「おうち時間」に楽しみたいエンタメ配信番組:GYAO!編
「おうち時間」に楽しみたいエンタメ配信番組:GYAO!編 なにわ男子とAぇ! groupが遂げるバラエティでの成長
外出自粛が続く中、「おうち時間」を彩る強い味方となっているのが動画配信サービス。アイドルやアーティストがバラエティに挑戦しているオリジナル番組も少なくない。そこで各サービスの中から、今こそ注目してほしい番組をピックアップ。初回となる今回は、GYAO!で配信している、関西ジャニーズJr.2組(なにわ男子・Aぇ! group)による『なにわからAぇ! 風吹かせます! ~なにわイケメン学園×Aぇ!男塾~』を紹介する。
2019年11月よりスタートした、関西ジャニーズJr.の人気グループ、なにわ男子とAぇ! groupのカンテレ初冠レギュラー番組である同番組。さわやか、スタイリッシュ、キラキラをモットーに掲げる『なにわイケメン学園』と、汗、涙、根性を教訓とする『Aぇ! 男塾』という設定で、それぞれテイストの異なるロケを敢行。学園長・塾長を務める岡田圭右(ますだおかだ)による厳しいバラエティ的チェックを受けながら、アイドルとして、そして男として成長していくさまを見届けるというもの。
GYAO!では、カンテレで放送された本編の見逃し配信と、メンバーがコスプレをして名言を披露するオリジナル映像『なにわコスプレ名言学園×Aぇ! コスプレ名言塾』を配信。最新動画はもちろんのこと、バックナンバーも遡って一気に見ることができるので、放送開始時よりもグッと成長を遂げている部分を感じられるのも嬉しい限りだ。
“笑い8:キラキラ2”な「なにわ男子」
初回放送時より、岡田学園長より「キミたちだけで成立しそう……コラー!」と言わしめた、なにわ男子。オープニング早々「初回やからね、たくさんの大人の方が見に来てくれてますよ」と切り込んだのは最年長・藤原丈一郎。すると大西流星が、つぶらな瞳をキュルキュルさせながら「もう見れへん顔がいっぱいある」と無邪気な毒っ気を放ち笑いを誘う。
そうして大人たちをイジったら、さらに今度はメンバーのキャラクターを活かしてトークをまわす。西畑大吾が「景気づけにイケメンなところ見せてほしい」と道枝駿佑に振ると、「俺ですか?」と動揺しながらも「チャンネル変えんなよ」とハニかんでみせる。「道枝だからいい!」と絶賛するメンバーは、試しに大橋和也にも言わせてみると「チャンネル変えられる!」と大騒ぎ。
そんなふうに毎回安定したオープニングトークを繰り広げる彼らを見て、岡田学園長は「笑い8のキラキラ2」と笑う。関西ノリはバッチリだからこそ、この番組でキラキラを磨いていこうというのだが、回を重ねるごとに彼らのバラエティスキルはさらに磨きがかかっているというのも面白いところだ。
これを機に、なにわ男子に注目してみようという方にむけて、オリジナル映像『なにわコスプレ名言学園』〜格闘家編〜の動画(2020/04/07配信分)からメンバーの特徴を解説したい。まず最初に登場する剣道着姿(赤い胴)が西畑大吾。「剣道部の役、募集してます」の決め台詞にあるとおり、演技面での活躍がめざましく、今後ジャニーズの俳優枠を背負って立つ人物の1人と期待が高まっている逸材だ。
続いて、剣道着(黒い胴)で「メーン! 一応イケメンです」と元気よく叫んで登場したのが、最年少・長尾謙杜。ロケ中には本来のテーマと関係ない買い食いをしてみたり、カメラの台を倒したりと何かと粗相の多いキャラクター。罰ゲームとなっても反省の色がほとんどなく、むしろパワーアップしているため、要チェック人物だ。
そして、空手着姿で「ハッ! ハッ!」と良く上がる足技を披露しながら「いや、空手は足ナシや! っつって!」と自分ツッコミするものの、「空手は足あるよ」と逆にツッコまれてしまうのが、道枝駿佑。道枝も西畑同様、ドラマに出演するたびに高い演技力で注目を集めている。その繊細な演技とは異なるポヤポヤとした一面が見られるのも、この番組ならでは。
また、同じく空手姿で「型します」と凛々しく決めるのは、大西流星。右肩をすくめて指差し「いや、コレ肩やん!」と見事なボケをかましていく。本編でも「最近、東京・下北沢に興味津々」という暴露をされ、ご機嫌ナナメになっているように見せて、決めシーンで「シモキタ行こうぜ」と入れてくる回転の速さ。ベビーフェイス×キレる頭脳というギャップが実にニクい。
次にチャンピオンベルトを引っさげてボクサー姿で登場したのは高橋恭平。「早寝早起きのチャンピオンです」とキリッとするが、先ほどの大西のボケで上がった期待値を超えることができずにややスベりムード。格好はチャンピオンなのに、すごすごと列に並ぶのだった。彼が整った顔立ちゆえに、関西ジャニーズ随一のナルシストであることを頭に入れておくと、この不憫な展開がより悲しくておかしい。
そんな高橋チャンピオンに挑むかの如く、「藤原ジムから来ました、藤原丈一郎ッス!」と気合たっぷりで登場した藤原。手には本格的なテーピング、オイルを塗ったと思われるツヤツヤ肌に、メンバー一同「ガチすぎん?」と大爆笑。そう、藤原丈一郎という男は常に全力。しかし、それゆえにアニマル写真を撮った回ではプロカメラマンからの基本アドバイスである「被写体と同じ目線に」を忘れて没頭。その構図から「上から目線」「人生ナナメに考えてる?」と指摘されてしまうところも愛しい。
ラストに「ウ~ワタァ~ア!」とブルース・リー風の黄色いつなぎ姿で登場したのは、大橋和也。長尾と共に、無計画なボケを連発する常習犯だ。ちなみに、この格好をしているにも関わらずブルース・リーも知らないというのが実に大橋らしい。本編でも罰ゲームに巻き込まれたにも関わらず「このロケ、オイシイな」という名言も飛び出すなど、ポジティブに物事を捉えていく姿がグループに癒やしを与えている。
そんな個性溢れる彼らが格闘技姿で披露するのは「襲われそうになった女性を得意の格闘技で救った後の名言」というお題。果たして、どんなキラキラなにわ男子が登場するのか。それともやはり笑いを取りにいってしまうのか。ぜひとも、動画で確認してほしい。