GACKT、新型コロナウイルスに対する日本の現状に警鐘 「言葉を選ばずに言っていいのであれば狂ってますよ」

 4月9日、『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)の緊急生放送にGACKTと辻仁成がテレビ電話で出演。7日に新型コロナウイルス感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令された日本に警鐘を鳴らした。

『GACKTの勝ち方』

 GACKTは現在、3月18日にロックダウン(都市封鎖)されたマレーシア・クアラルンプールに滞在中。宗教・スポーツ・文化的活動の禁止、学校・商業施設の原則閉鎖など、行動が制限されている街の現状を伝えた。GACKTは外出について、「必需品を買いに行く場合は、家の代表者が一人で行く。スーパーや薬局に対しても、入口で必ず人数制限をしているんですよ」と報告。坂上忍から10km圏内しか出歩けない生活の変化について問われると、「夕食を外で取ることが僕のルーティンなんですけど、それが家になった。それ以外は、自分がやらなきゃいけないことを家の中でやっているだけであって。だからそれで文句があるとか、生活が苦しくなるとか、そういうことじゃないと思うんですよね」と冷静に語ったGACKT。

 しかし、「言葉を選ばずに言っていいのであれば、狂ってますよ」と日本の現状に厳しい意見を投げかける場面も。「危機感を感じて自粛する方もいますけど、要請を受けてもそれを無視して、自分たちは大丈夫っていう気持ちで行動される方が結局は感染を広げているわけじゃないですか。それは周りの国から見ると、本当に大丈夫かって思うんじゃないですか」と日本人の危機感の足らなさを指摘した。

 番組には、同じくロックダウン中のフランス・パリに16歳の息子と在住している辻仁成も出演。フランスでは、現在(4月9日時点)で新型コロナウイルスによる死亡者が1万人を超えている。その数字について、「3週間先に僕たちがいると思ってください」と日本に警鐘を鳴らす辻。さらに、「フランスは来週(死亡者数が)ピークになる」と“収束”という言葉に惑わされない重要性を語る。最後に、「この数字(死亡者数)だけは全世界規模で上がってきている。NYでも跳ね上がった。補償がどうかっていうことよりも生き抜いていくことを、まずはやってほしい」と語気を荒げた。

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