Powfu「death bed (feat. beabadoobee)」、なぜ世界を股にかけたヒットに? 良曲を広めるためのロールモデルとなるか

参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(2月20日公開:2月13日~2月19日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:Official髭男dism「I LOVE…」
2位:Powfu「death bed (feat. beabadoobee)」
3位:ECHOLL「もう二度と」
4位:YOASOBI「夜に駆ける」
5位:相沢「ベノム」
6位:KERENMI「ROOFTOPS feat. 藤原聡」
7位:Zico「Any song」
8位:LiSA「紅蓮華」
9位:King Gnu「どろん」
10位:ECHOLL「風と星」

 前週に続きECHOLLとOfficial髭男dismの勢いが止まらないが、今回は2位に急浮上したPowfu「death bed (feat. beabadoobee)」について書いていきたい。

Powfu「death bed (feat. beabadoobee)」

 Powfuはバンクーバー出身のカナダ人アーティスト。2017年2月に最初の曲「Pocket Change」をSoundCloudにリリースして以来、同プラットフォーム上で多くの再生数を獲得してきたアーティスト。その音楽性はいわゆる“Lo-Fi Hip Hop”で、彼自身はパンクバンド上がりではあるものの、次第にラップミュージックに傾倒していき、2018年にはアニメ絵のジャケット+Hip Hopという“Lo-Fi Hip Hop的=Chilledcow的”な楽曲を作るようになり、自身のSNSでは『新世紀エヴァンゲリオン』や『聲の形』といったアニメをモチーフにした作品の発表も目立つようになってきた。

 そんな彼にとって、最大のヒットソングが今回急上昇となった「death bed (feat. beabadoobee)」だ。SoundCloudでは2019年初頭にリリースされ、現在時点で810万回再生を突破。YouTubeでも「Promoting Sounds」や「FutureHype」といったサブミッションメディアから配信され、前者では3000万回に迫ろうという再生数に。ほかにもTikTokで40万本の動画が作られる(日本ではなぜかFortniteのキル集で使用されているのを散見した)などのバイラルヒットとなったが、同曲で使用されているbeabadoobeeの「Coffee」に関する許諾の問題から、ストリーミングサービスでの配信は控えられてきた。

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