乃木坂46 白石麻衣、最後の『BIRTHDAY LIVE』 DAY3&DAY4公演のポイントは

 4期生にとって、昨年のバスラは初お披露目から約3カ月ということもあり、「強がる蕾」や「ないものねだり」など卒業生のソロ曲を4期生全員で披露する形で参加していた。あれから1年。昨年のバスラが3期生の躍進を示す公演となったように、今年は4期生が多くのユニットに参加し、1年の目まぐるしい成長を体現している。初日で象徴的なのは、遠藤、賀喜遥香、筒井あやめの3人で披露した「Rewind あの日」だろう。シングル曲だけでなく、多くのソロ曲やユニット曲に参加していた西野のポジションに注目することで、グループの世代交代が顕著に見えてくるかもしれない。

 そして2月16日、新4期生として乃木坂46への配属が発表された黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、弓木奈於の5名の初お披露目があるのかにも期待がかかる。最終日は全国各地の映画館でライブビューイングが決定していることから、新4期生の登場、白石の卒業シングル初披露、白石の卒業コンサート、『真夏の全国ツアー』開催発表……など、多くのトピックの可能性が予想される。

 2月22日でデビュー8周年を迎え、9年目を歩み始めた乃木坂46。白石の卒業という大きな転換期の一方で、未来の蕾は確実に花開き始めている。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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