乃木坂46 山下美月が考える、“アイドル”を極めるということ 「誰かの憧れになれる女の子に私もなれたら」

乃木坂46 山下美月が考える、“アイドル”を極めるということ 「誰かの憧れになれる女の子に私もなれたら」

 乃木坂46 山下美月が、1月21日に1st写真集『忘れられない人』を発売した。山下は、2016年に3期生として乃木坂46に加入。2018年から『CanCam』の専属モデルとしてデビューしたほか、映画『日日是好日』やドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』でもW主演を務めるなど、女優としても活躍の幅を広げている。

 『忘れられない人』は、フランス・パリで撮影され、10代から20代へと節目を迎えた彼女の等身大の姿が収められている。インタビューでは、写真集の制作エピソードとあわせて、アイドルとしての自分のキャラクターや今後の活動について語ってもらった。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】

反省点はメモをとって次の撮影に活かす

ーー山下さんは『CanCam』の専属モデルとなって1年ほど経ちますが、モデル業から学べることはどんなことでしょうか?

山下美月(以下、山下):アイドルの活動でも撮影はたくさんしてきましたが、写真の捉え方ひとつとってもモデルとアイドルでは全然違うと感じるんです。アイドルは自分をいかに可愛く見せるのかがポイントだと思うんですけど、モデルのお仕事は洋服やメイクなどの良さを引き立たせることが大事だと思います。様々なシチュエーションでの撮影を経験することで、今まで自分でも知らなかった表情が出せたり、この角度の方が綺麗に見えるんだとか色んな発見もあって、いつも成長を感じられます。

ーー山下さんは努力家の印象もありますし、勉強熱心なんでしょうね。

山下:そんなことないですよ(笑)。でも、映像や写真は何度も見直します。良いものもダメなものも。ダメな部分があれば反省点としてメモをとって、次の撮影に活かしていくこともあります。撮影にはいつも全力で臨みますが、現場によって緊張感や雰囲気もそれぞれ異なるので、同時に学びの場だなと実感しています。今回の写真集も『CanCam』で専属モデルを1年経験して、撮影出来てよかったです。男性と女性、それぞれの目線で捉え方は違うと思うんですけど、どちらからも素敵だなって思っていただけるような写真集になったと思います。

ーー今回の写真集を撮影するにあたって意識した点はありますか?

山下:ちょうど20歳になったタイミングでもあったので、10代の集大成でありつつ、大人への一歩を踏み出した私の決意表明のようなものも込めたいと思いました。ファンの方が見たことのない表情もたくさん詰まっていると思いますし、こんな雰囲気も出せるんだっていう意外な部分もあると思うので、少し大人になった私にドキッとしてもらいたいです。

ーータイトルについてはどんな印象を受けましたか?

山下:タイトル案は秋元(康)先生から候補をいただいたんです。どれも写真集をしっかりと読んで考えていただいたようなタイトルばかりだったんですけど、その中でも一番ハッとしたものを直感で選びました。『忘れられない人』っていう言葉には寂しげで儚い印象も受けたんですけど、「何が忘れられないんだろう」、「どの人を指しているんだろう」とか、色んな想像や解釈ができる言葉だと思って。この写真集を読んだとき、みなさんにもいろんな思いを巡らせていただきたかったので、このタイトルが一番しっくりきたなって思います。

ようやく自分に自信を持てることができた

ーーなるほど。では、特に印象深く残っている写真はありますか?

山下:水着のカットは今回初めて挑戦したので印象深いです。セーヌ川にある水上ホテルのプールで撮影したんですけど、その日はすごい寒い上に雨も降っていて。それにプールの温水機能もちょうど壊れていたんです(苦笑)。スタッフさんも心配してくれて、「プールサイドでの撮影だけでもいいよ」と言っていただいたんですけど、初めての水着撮影だし、次にいつこういう風な撮影が出来るかもわからなかったので、私から「入ります!」って宣言しました。すごい寒かったんですけど、今この瞬間の自分を残したいという気持ちの方が強かったです。

ーー困難な環境での撮影だったんですね。写真からはあまり寒さは伝わってこなかったので、すごい我慢されていたんだと今思いました。

山下:本当ですか? よかったです。赤色の水着を着たんですけど、いわゆるアイドルらしい可愛い写真というよりも、意志の強さを感じられるような写真にできたと思います。そういう環境だったこともあって、プールの写真は自分の素の部分が一番出ているんじゃないかな。写真集を見てくれる人には、そういう寒さとかは気にせずに楽しんでもらえたら嬉しいです。

ーー水着のほかにも初挑戦のカットもたくさんあったと思います。

山下:ランジェリーカットとかも初挑戦だったんですけど、やっぱり最初は緊張や恥ずかしさもありました。でも、撮影しているうちにスタッフの方々と作品作りをしている感覚が強くなっていって、私も余計なことを考えずにどんどん撮影に集中していきました。今回の撮影チームが『CanCam』と一緒のチームだったので、絶対に綺麗に撮ってくれるという安心感もありましたし、だからこそ私も決意を固めて頑張ることができました。

ーー乃木坂46の先輩メンバーもたくさん写真集を出していますが、参考にしたものはありましたか?

山下:撮影に行く1週間前くらいに全メンバーの写真集を読み返しました。このカットがいい、こういうシチュエーションで撮影したいと先輩方の表情の作り方とかを勉強させていただきました。

ーー特に好きだなって思うものはありましたか?

山下:なんだろう……個人的には北野日奈子さんの写真集(『空気の色』)がすごく好きです。雪原の中で水着になっている写真があるんですけど、北野さんの強い意志が伝わってきました。あと松村(沙友理)さんの写真集(『意外っていうか、前から可愛いと思ってた』)は、女の子から見ても可愛いし、少しドキッとする部分もあって、松村さんらしいこだわりの強さも感じられました。そういうこだわりを出せるところはどの人が見てもカッコイイと感じる部分だと思いますし、松村さんの人間性にも惹かれるような写真集だったので、私もこういうものを作れたらなって思いました。

ーー写真集のコメントで「“かわいいだけ”は苦手だから」という言葉がありましたが、こういう部分は山下さんの人間性なのかな、と思います。

山下:そうなんですかね……私には初期の頃から求めていたアイドル像があって。何をしても可愛いし、何をしても絵になるみたいな。そういう可愛いがドンピシャに当てはまる人がアイドルには向いていると思うし、乃木坂46に入る前から憧れでもあったんです。でも、いざ自分がアイドルになって活動をする中で、「私に可愛いという言葉が当てはまるのかな」って考えるようになったんです。乃木坂46って、メンバー全員が可愛いくて、本当に女の子の夢が集まっているような場所で。そんな環境の中にいると自分のいろんな部分が見えてきて、その時に私は可愛いだけを見せていくのは苦手だなって思いました。それと同時に、ほかにも強い武器を見つけなきゃって。今回の写真集には、私なりの可愛さとあわせて大人な表現や表情もたくさん詰めることができました。この写真集が完成したことで、ようやく自分に自信を持てることができたと思います。

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