SKE48 須田亜香里が貫く、悩みを“個性”に転換するためのポリシー「弱点を見せるのは人と繋がるきっかけになる」

SKE48 須田亜香里が貫く、悩みを“個性”に転換するためのポリシー「弱点を見せるのは人と繋がるきっかけになる」

 SKE48が新シングル『ソーユートコあるよね?』をリリースした。グループ通算26枚目となる今作では、3期生の須田亜香里が初センターを担当。DA PUMPがキャッチーな振り付けを手掛けており、須田のキャラクターを象徴するようなポップチューンに仕上がった。

 須田は2018年の『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』では松井珠理奈に次ぐ2位を獲得。バラエティ番組への出演のほか、著書『コンプレックス力〜なぜ、逆境から這い上がれたのか?〜』の刊行、写真集『須田亜香里写真集 可愛くなる方法』など、グループの顔としてソロでも活躍を見せている。

 SKE48に所属して11年目を迎えた須田。これまで後方からフロントまで様々なポジションを経験してきた彼女だからこそ語れるセンター論、そしてSKE48の代表としてパブリックな場で発信する意義やグループや個人としての目標について語ってもらった。(編集部)

どうしたら自分がセンターに立てるのか、わからなかった

須田亜香里

――SKE48のシングル表題曲のセンターを務めると決まったとき、どんなことを考えましたか?

須田亜香里(以下、須田):「わーい!」ではなかったです。「え、いいの?」っていう、そっちの温度感でした。私、あと何をどうしたら自分がセンターに立てるのか、わからなかったんですよね。ステージに立ってパフォーマンスすることについては、常に完成するものではないからどれだけでも頑張れるし、そのスタンスは変えるつもりはないんです。だけど、プラスアルファでこれ以上、何がどうなったら自分がSKE48のセンターに選ばれる人間になるのか、もう数年前からよくわからなくて。こういう世界だから、選ばれる基準なんてないんですけどね。握手会の列の長さには自信があったけど、それが反映されるものでもなかったし。だから最近はSKE48の中でも自分のできることをやればいいし、個人でバラエティなどのお仕事も楽しくやらせてもらってるから、両方充実すればいいやくらいの感覚でいて、センターはもう諦めていたんです。なので、今回センターに立つことを聞いて、「えっ、SKE48は何を考えてるんだろう」と思って(笑)。

――とはいえ、須田さんはSKE48を代表してメディアに出て個性を発揮する機会も多いですよね。グループの顔としての自負は持ち続けているように見えていました。

須田:そのつもりでやっていたんですけど、自分のSKE48への気持ちは一方通行というか片思いなんだと思ってて。他のメンバーには、一生懸命に自分が思うアイドル道を進んでいる子や王道の子がいる中で、私みたいに「楽しければ何でもOK」みたいなタイプがいることに対して、みんながウェルカムではないだろうと思っていて。私はSKE48がすごく好きだし、SKE48のためになればいいなと思ってやっていることでも、こんなことばかりする子がいるグループだと思われるのは嫌だって思うファンの方もいただろうし。外仕事が充実すればするほど、グループ側も須田が貢献してるというよりは暴走してるくらいのつもりで私のことを見てるんじゃないかという不安がこの一年、ずっと大きくなっていて。だからこそ、今回センターに選ばれてびっくりしました。

――その須田さんがSKE48のセンターに立って引っ張ってゆくことで、どのようなことを表現していけると考えていますか?

須田:なんだろうな……どこのポジションにいる子も全員、今のポジションを最大限に活かしてやるんだって思ってさえいれば、ステージのどこを切り取っても見ごたえのあるパフォーマンスができるグループになるんじゃないかなと考えていて。私はもともと劇場公演でずっと一番後ろの端っこのポジションにいたんですけど、それをすごくラッキーだと思っていたんです。端っこで見えにくいところにいるのにこんなに一生懸命やってるんだって、ファンの方が気になって応援してくれたりしていたので。どこのポジションにいてもその気持ちでやっていたことがたぶん今回につながったと思うし、そういうことは後輩に伝えていきたいですね。

――周りのメンバーは今それぞれ、そういうポジションにいたりするわけですもんね。

須田:そうです。逆にチームKⅡに移ってカップリング曲で初めてフロントに立ったとき、自分の目の前にメンバーがいない状態を初めて経験して、MV撮影で振付が頭から飛んじゃってわからなくなってしまったこともありました。前に立つことの大変さを知って、その時すごく落ち込んだのを覚えています。だから、前に立つつらさも後ろに立つ悔しさもわかるし、逆にどのポジションのおいしさもわかる。そんな自分だからこそ、メンバーに伝えてあげられることは多いのかなって思います。

コラムPick Up!

もっとみる

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

映画部Pick Up!