超特急が語る、初の“全国開通”実現した『EUPHORIA』ツアーの成果 「一人一人の表現力に磨きがかかった」

超特急が語る『EUPHORIA』ツアーの成果

また改めて全国開通を果たしたい

ーーなるほど。話は変わりますが、これまで番組での共演はあったもののレーザーコーナーの振付をされたBambiさんとのコラボは意外でした。ダンスリーダーのユーキさんから見たBambiさんは一言でいうとどんな存在ですか?

ユーキ

ユーキ:Bambiさんにしかない独自の世界観や、手を使った表現力は観る人を引き込み、魅了するイメージがあると思います。それでいて何でも踊れてしまうのが本当にカッコいい方です!

ーーあと、長いツアーだったのでタカシさんの歌とダンスのリンク具合にも進化を感じたんですよ。これまでのツアーでもダンスソロを披露される場面がありましたが、今回のツアーでの「Believe×Believe」でのソロには表情に余裕も感じられました。

タカシ:いやいや、余裕ぶっているだけです(笑)。だけど、踊っている時は僕も「俺はダンサーや!」という気持ちで自分にハッタリをかましてやっているので、見事に余裕な表情になっていると思います。

ーーほかにもツアー中で特に印象深かった公演、パフォーマンスがあれば教えてもらえると。私は台風で機材が届かなかった沖縄公演での「Summer Love」の演出(注:外壁がガラス張りになった劇場でオペラカーテンを開き、太陽の光を採り入れた)に、メンバーのみなさんやスタッフの方々の愛や熱量を感じて印象に残っています。

リョウガ:そうですね! サマラブ(「Summer love」)での演出は奇跡、否、必然の力をも味方にしたものでして、あの日は雨が降り曇っていたのに、カーテンが開いて空が見えたその瞬間、一時的に晴れて太陽が顔を覗かせたので。恐るべし超特急の晴れ男パワーですよ。だけど、ステージ背面からの日光ということで、最前列付近の8号車たちが非常に眩しそうだったのですが(笑)。

タクヤ:僕もやっぱり沖縄公演。ピンチをチャンスに変えるというのはこういうことなんだなと、リアルに感じられるライブでした。あのセットでのステージ、あの会場での演出、全てが超特急らしいあの日にしかできないライブだったと思います。

ユーキ:たしかに沖縄公演はステージを作り上げてくれているスタッフの皆さんの愛、そして8号車のみんなの愛が一つになって形になった、まさにチーム超特急の絆を感じたライブでした。僕はその中でも「gr8est journey」のパフォーマンスは、“今この瞬間を共にして前へ進もう”という意志がとても強く前に出ていたと思っています。

カイ:どの公演も鮮明に覚えていますが、超貴重だったという僕の個人的な意見だと、新潟公演と石川公演かな。その2日だけ「LIBIDO」の相方がユーキだったんですよ(笑)。あれを見ることができた人は超ラッキーでしたね!

タカシ

タカシ:今回はホールツアーということで、どこの会場でも8号車の近くに行けたことはやっぱり嬉しかった。今回は初開通の会場も多かったので、そういう場所での嬉しさはひとしおでしたね。

ーーグループ史上最長のツアーということで、パフォーマンスの見せ方などグループとして成長した部分、ユースケさん不在で苦戦した部分などいろいろあったと思いますが、今振り返ってみていかがですか?

カイ:僕はシンプルに楽しかったですね! 全国で待っていてくれる8号車に会いに行けて幸せでした。グループでいうと、公演によって少しずつ変化をつけて遊びの部分を増やせるようになったというか、ライブを重ねていく中でパフォーマンスに対してのアプローチの仕方が変わったかと思います。

リョウガ:毎回同じ曲を披露したとしても、乗車してくれた8号車が違うので印象というか、新鮮な気持ちでパフォーマンスができたと思います。昔から夢として掲げていた全国開通をやっと果たすことができたのは本当に嬉しいですが、ユースケのいない状態ということもあり“全国開通(仮)”というイメージです。なのでユースケが帰ってきたら、また改めて全国開通を果たしたいッ!

タクヤ:昔から言っていた全国開通をようやく実現できたことが何よりも嬉しかったです。待っていてくれた人がいただろうし、それはメイキングを見た時にも感じたので、会いに行くことは大切だなと改めて感じました。

ユーキ:グループ最長と言いつつ、今振り返るとあっという間でしたね。僕個人としては、メンバーの一人一人の表現力に磨きがかかったのかなと思っています。それ以上に今までたくさんの経験をメンバーと共にしてきたから、ユースケの休養のこともメンバー同士で前向きに考えて進むことができたんです。そこに、今までの経験が無駄じゃなかったんだなと感じさせられました。

タカシ:僕も、思ったより短く感じました。全国開通もできてとても嬉しかったけど、みんなが言うように、次は6人で全国を制覇したいです。

ーー年末年始ツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020「Revolución viva」』についても少し聞かせてください。今回もメンバーからユーキさんが演出に参加されるということで、まず年末の大阪城ホール(12月21、22日)、年始の国立代々木競技場 第一体育館(1月3~5日)とそれぞれどんなイメージのものになりそうでしょうか?

ユーキ:年末は「クリスマスを一緒にお祝いしよ!」が表のテーマで、「超特急のメンバーの想い」が裏テーマですね。年始の3日間は、超特急の新たな魅力を8号車に見せたいなと思っています。そして2020年もさらに団結して前に進んで行くんだという熱い気持ちを、もちろん全力で、8号車一人一人に伝えていきたいです。

ーー今回は大阪公演の衣装のプロデュースをカイさんが担当されましたね。すでにメディアでも報じられていましたが、どんなイメージで制作を進めていったのでしょうか。

カイ:もちろん実際に目の当たりにしていろいろ感じてくれていたら嬉しいのですが、本編テーマが「パステル」だったので、公演の頭は絶対にパステルで全員揃いの衣装がいいという気持ちで考えました。その後の黒衣装→白衣装のブロックは“拘束からの解放”というテーマで。X'masメドレーから終盤のゴールドの衣装は、それぞれ観ていただいた方が感じた印象で間違いないと思っています。アンコールの衣装のポイントは「絶妙にダサいTシャツが着たかった」という一点のみです! アメコミとバンドTをハイブリッド化して、シュールをプラスした感じですね(笑)。

ーー東京公演の衣装プロデュースはタクヤさんですが、今の段階で明かせるヒントはありますか?

タクヤ:“一体感とスマートさ”、以上です。

ーー最近はみなさんのメディアでの露出も増えているので、これまで応援してくれている8号車はもちろん、この年末年始のライブで新たに乗車する8号車も多いのではと思います。「ガリゲーch」の登録者も3万人に迫る勢いで……。

リョウガ:「ガリゲーch」を観てくれている方々は、数少ない僕推しあるいは8号車の中のゲーム好きなので、新規さんが乗車する可能性は少ないと思いますけども(笑)。

ーー(笑)。では最後にツアーに向けてメッセージを一言ずつお願いします。

リョウガ:新規8号車が年末年始のライブを初乗車したとしたら、もう虜になってしまうような5日間にしたいですね。東京オリンピックが開催される2020年という、日本としても歴史に残る年に向けて、より超特急で突っ走っていけたらなと思います。

カイ:初めて来てくれた方も、何回目かの方も、2019年最後の&2020年最初の最高の思い出を作ることを約束します。コールや振付を覚えていなくたって構いません、楽しみに待っていてください!

タクヤ:1年終わるのが本当に早くてびっくりしていて。それでも時は待ってくれないから、限られた時間の中でどれだけ楽しめるかが肝なので。最高の日にしましょう!

ユーキ:この年末年始のライブが、超特急のこの先が決まるライブになると思います。もしかすると奇跡が起こるかもしれません。今の超特急は今しか見られません! とても気持ちのこもったライブを約束するので、是非楽しみにしていてください!!

タカシ:間違いなく、最高の一日にしてみせます。ワクワクドキドキを僕たちと共有しましょう。

(取材・文=古知屋ジュン)

■リリース情報
『BULLET TRAIN SPRING/SUMMER TOUR 2019 EUPHORIA 〜Breakthrough, The Six Brave Stars〜 at PACIFICO YOKOHAMA National Convention Hall』
発売:2019年12月25日(水)
通常盤
価格:¥7,480(税込)
仕様:40Pブックレット / 三方背ケース / デジパック
DISC-1:8/9@パシフィコ横浜ライブ本編
収録予定曲
Overture / Burn! / No.1 / 超えてアバンチュール / Booster / Hey Hey Hey / Summer Love / 【EUPHORIAメドレー Make it hot! / up to you / 超越マイウェイ / Shake body / Drive on week / Secret Express / Fashion】 / レーザートラック / We Can Do It! / need you / Beautiful Chaser / 霖雨 / LIBIDO / HOPE STEP JUMP / SAY NO / Believe×Believe / Kiss Me Baby / 浮つきWAVES / バッタマン / a kind of love
【アンコール】8号車との歌 / gr8est journey / 走れ!!!!超特急
【ダブルアンコール】超特急です!!!!!!!!

Loppi・HMV限定盤
価格:¥14,080(税込)
仕様:40Pブックレット / 三方背ケース / デジパック
DISC-1:8/9@パシフィコ横浜ライブ本編(通常盤と同内容)
DISC-2:ツアードキュメント映像(約80分収録予定)
DISC-3:松戸・森のホールライブ(4/20公演ダイジェスト/約60分収録予定)
DISC-4:ご当地MC集(約180分収録)

オフィシャルサイト

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